エンジン部品を手掛ける安永<7271、株価 - チャート>が17日引け後、シリサイド系熱電変換材料・発電素子を開発し、4月から研究開発向け製品の販売を開始すると発表。これを機に、新分野の熱電発電市場に進出する。

同社は、排熱から電気エネルギーを回収できる「熱電変換技術」の研究開発を行ってきたが、その成果として、高性能かつ環境調和性のあるシリサイド系熱電変換材料・発電素子を開発、サンプル提供および研究開発向け製品の販売を開始する。今後は、「熱電変換技術」というテーマで、自動車の排熱回収による燃費向上などの実現により省エネ、二酸化炭素削減などを目指す。また、販売に関しては、豊田通商<8015、株価 - チャート>を通じて、グローバル展開を図る方針。

17日の株価は、前週末比6円安の470円ザラバ引け。