紅茶派に朗報!紅茶には糖尿病を予防する効果あり―研究結果

スイスの研究団体とイギリス・ユニリーバの調査によると、紅茶をよく飲む人は糖尿病のリスクが25%低いことが分かりました。

適量のコーヒーが脳や身体にいい影響を及ぼすことが分かってきました。コーヒーに関するさまざまな健康効果が発表されている割に、紅茶に関してはあまり健康効果は注目されていません。しかし、紅茶にも病気を防ぐ効果があることが明らかになっています。

スイスの調査団体「データマイニング・インターナショナル」と英ユニリーバ社は、紅茶の消費量と病気の関係について研究を行いました。この研究は、42カ国の紅茶の消費量と、呼吸器系、心血管系、感染症、糖尿病、がんの5種類の病気の疾病率を比較したもの。

この結果、紅茶の消費量が他の2倍以上の国は、タイプ2糖尿病(生活習慣による後天的な糖尿病)の人が25%少ないことが明らかになりました。他の4つの病気については、割合は他の国と同程度だったそうです。

これ以前にも、糖耐性のないマウスを使った実験で、紅茶には腎臓機能を高める効果があることが分かっています。今回の結果は紅茶に糖尿病を防ぐ効果があることが、国単位の調査で確認されたということができそうです。

紅茶はカフェインを含んでいるので、コーヒー同様飲み過ぎはNG。寒くなるこれからの季節、心も身体もホッと落ち着く紅茶で、元気に乗り切りたいですね。

参考:The Drink That Lowers Your Risk of Diabetes
http://blog.womenshealthmag.com/scoop/black-tea/