1日2回の歯磨きで「心臓発作」「脳卒中」を予防できる!―米研究
420人を対象に3年かけて行われた調査で、歯磨きをする習慣のある人は心臓発作・脳卒中のリスクが低いことが分かりました。有害なバクテリアが体内に入るのを防ぐ効果があるからだと考えられています。
言うまでもなく、朝晩最低2回の歯磨きは、虫歯、歯周病、口臭を防ぐためにマスト。でも、お口のトラブルだけでなく、命に関わる血管のトラブルにも効果的なんです。
ニューヨーク、コロンビア大学の研究チームは、420人を対象に、3年以上に渡り、歯周病と動脈硬化の関係を調査してきました。この結果、1日2回以上の歯磨きをする人は、心臓病や脳卒中などの動脈硬化を原因とする病気のリスクが低いことが分かりました。
私たちの口の中には、700種類に及ぶたくさんのバクテリアがいます。歯磨きをせずに放置すると、それらはどんどん増殖し、体内、そして血管の周りにも侵入します。この一部が血管のなかで固まることで、血管が狭くなったり血栓を作り、心臓発作や脳卒中を引き起こすのだと考えられています。
心血管系の病気はコレステロールばかりが原因と思われがちですが、お口の中の細菌もかかわっているなんて意外!そして怖い!深刻な病気を防ぐためにも、こまめな歯磨きは欠かせませんね。
参考:Regularly brushing your teeth lowers the risk of heart attacks and strokes
http://www.dailymail.co.uk/health/article-2492311/Regularly-brushing-teeth-lowers-risk-heart-attacks-strokes.html