子守唄は眠らせるだけではない―赤ちゃんの健康にも効果あり
昔から赤ちゃんを寝かしつけるときに歌われる子守唄。お母さんの優しい歌声に、スヤスヤと寝入る赤ちゃんの姿はとてもかわいいものですが、子守唄には眠らせる以外の効果があることが分かりました。その効果とは・・・。
イギリスのグレート・オーモンド・ストリート病院の研究によると、子守唄は赤ちゃんの健康に良い影響をもたらすそう。というのも、子守唄は病気にかかっている赤ちゃんの苦痛を和らげ、心拍数を下げる効果があることが分かったのです。
研究は長期間に及び、心臓移植を待つ子どもも含めた、3歳以下の子どもを対象に行われました。内容は、子どもたちに子守唄を歌いながら、心拍数と苦痛度を測定するというもので、子守唄を聞いた子どもたちは、子守唄を聴かなかった子どもたちに比べ、明らかに苦痛度が少なかったそう。
ちなみに、子どもたちにPOP-UP本や音の出る本を使って読み聞かせをしても、特に苦痛度には変化がない、という結果になりました。
研究を行ったニック・ピケット博士は、今回の結果を特に驚くべきものではないとし、「以前から親は子どもに子守唄を歌い、本能的に子守唄が赤ちゃんや子どもをリラックスさせることは知っていた。ただ、今回の研究で科学的に子守唄が乳児、幼児の健康に良い影響を与えることが証明された」と説明しています。
子育て中のママは「赤ちゃんの寝顔に癒やされる」とよく言いますが、赤ちゃんもママの歌声に癒やされているよう。子育てでクタクタの新米ママも多いと思いますが、科学的にも証明された子守唄のパワーで、赤ちゃんを優しく守ってあげてくださいね!
参考:Chansons pour enfants : 5 berceuses pour calmer bebe
http://www.terrafemina.com/vie-privee/famille/articles/32203-chansons-pour-enfants-5-berceuses-pour-calmer-bebe.html