乾癬と心不全は関連している―デンマーク研究

乾癬(かんせん)は皮膚の病気だけにとどまらない?!乾癬(かんせん)に悩む人は心不全のリスクがあることが研究でわかりました。

デンマークの研究者は大人のメディカルデータを調べたところ、乾癬(かんせん)を患っている人は心不全になりやすく、乾癬(かんせん)の症状が悪化するにつれてそのリスクも高くなる事を発見しました。

この研究での発見は乾癬(かんせん)を持つ患者は定期的な心臓の診断と心臓にまつわる危険要因を排除する事の大切さを物語っています、と研究リーダーのウスマン カリッド医師は言います。心不全や乾癬(かんせん)など、慢性的な炎症の要素は全てつながっているのです、と続けます。

世界で1億2500万人が乾癬(かんせん)を患っていると言われており、赤みやうろこ状になる皮膚、といった症状が現れる病気です。

乾癬(かんせん)はただの皮膚病だと思っていてはいけません。むしろ体全体に影響を及ぼす全身の炎症だと捉えるべきなのです。

医師はこの症状のある患者には心臓の病気のリスク要因になる肥満や喫煙、運動不足になりがちな生活などがないかをまず確認し、将来長期的な病気になりうる心臓血管病のリスクを減らすべきだ、とカリッド医師は言います。

また乾癬(かんせん)は心臓病と関連がある事を伝える事で、健康的な生活を送るいい薬になるだと言う事です。

乾癬(かんせん)と心不全の関連性は発見されたもの、因果関係が証明されたわけでなく、まだこの研究も最終段階ではないので、あまり神経質にはなる必要はないとは思いますが、気にとどめておく、というのは自分の健康管理にとって、良いのではないでしょうか。

参考:Study Finds Links Between Psoriasis, Heart Failure
http://health.usnews.com/health-news/news/articles/2013/11/01/study-finds-links-between-psoriasis-heart-failure