喫煙者が最も「タバコをやめよう」と思う日は月曜日であることが判明―アメリカ研究

googleの検索ワードを使った調査の結果、最も禁煙が検討されているのは月曜日であることがわかりました。対して金曜日、土曜日は少ないそうです。

愛煙家でありながら、「いつかはタバコやめよう」と思っている人も少なくないと思います。サンディエゴ州立大学を中心に行われた研究で、月曜日に禁煙を始める人が多いらしい、という事実が明らかになりました。

この研究は、グーグルの検索ワードを分析したもの。例えば「タバコをやめる方法?」といった検索ワードを、英語、フランス語、中国語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語の6か国語でピックアップし、こうした質問が最も多くみられる日を割り出しました。

この結果、月曜日はこうした検索が飛び抜けて多くされていることがわかりました。

例えば英語の検索では、月曜日は水曜日に比べて約11%、金曜日に比べて約67%、土曜日に比べて約147%も多かったそうです。研究を主導したジョン・W・エイヤー博士は「人は、過去に見た情報よりも、今この瞬間に見ているものに最も注意を向けます」とのこと。

つまり、検索が多いということは、月曜日に禁煙を決意している人が多いということ。さらに言えば、ネットで検索しているその習慣が、禁煙を始めるのに最適なタイミングだと言えるかもしれません。

アメリカでは、喫煙者の7割が禁煙したいと思っているのだそう(疾病予防管理センター調べ)。さらに、毎年5割の人が禁煙に取り組んでいるのだそうです。

健康促進を目的とした非営利団体「マンデー・キャンペーン」調査員のモルガン・ジョンソンさんによると、「月曜日は人々が最も健康に関する情報を集めたり、健康を目的とした取り組みを始める日です」とのこと。確かに、新しい週の始まりは、プライベートでも新しいことに挑戦しやすいときかもしれません。

さあ、「いつかやめよう」と思っている皆さん、今度の月曜日から始めてみてはいかがですか?

参考:Smokers most likely to think about quitting on Mondays, study finds
http://www.nbcnews.com/health/smokers-most-likely-think-about-quitting-mondays-study-finds-8C11481574