おいしいし体にいいのに欧米人が絶対食べないフランス料理って?
「子供のころ、エスカルゴを口にして、もう二度とこんな物食べない!と心に決めていたのに、ガーリックとパセリでソテーされたそれを大きくなって食べたら、中毒になった」と語るのは、パリにある世界トップの料理教育機関、ルコルドンブルーで料理を教えるイマン・ボゲンシェフです。
フランス料理には、イングランド人やアメリカ人が絶対に口にしないような食材が使われます。普段食べないものなので、どうしても使われている動物の部位や姿を想像すると拒絶してしまうのだそうですが、どのような物が拒絶されているでしょうか。
欧米人は避けるけど、日本人にはなじみがありおいしくいただけるものに、牛タンや牛のタルタル、そしてフォアグラやうになどがあります。これらのおいしさについては、ここで語る必要はありませんね。
では逆に日本人にも食材としてはあまりなじみのない動物を紹介します。
まずはうさぎ。イギリスでもかつてはよく食されていたそうですが、今ではかわいいペットでしかないうさぎ。チキンに似た、強い味があり、フランスではマスタードソースで食べるのが伝統的な食べ方だそうです。
そしてハト。フランスでは何百年も前から食されており、フォアグラをつめて野生のきのこと食べる、冬のお料理なのだそう。
また、牛の腎臓は、クリーミーなマッシュルームソースと一緒にたべます。
牛の脳みそは、おいしいだけでなく、関節炎に効くそうです。また肌や骨にもいいそうです。
子牛の胸腺は、ナッツのような濃厚な味わいで、マッシュルームとともに食するのがおいしいそうです。
フランス料理の紹介は以上です。食用のために育てられた動物の部位を最大限利用しておいしく食べるのは大切なことですよね。また、赤身以外の牛の部位にはタンパク質やコラーゲンがたっぷり含まれていてお肌にいい!
ボゲンシェフは、人間の味覚は発達させるものであり、どんな物でもオープンな気持ちで食べてみると、どんどんおいしい物の味が分かるようになると言います。子供のころに嫌いだったのに今は大好きな食材ってありますよね。
嫌いな物にもう一度チャレンジするいい機会にしてみてはいかがですか?
参考:Twelve French delicacies Anglos can’t stomach
http://www.thelocal.fr/20131029/twelve-disgusting-french-dishes-and-why-we-should-eat-them
The ‘disgusting’ French delicacies that Anglos won’t eat (but should)
http://www.thelocal.fr/galleries/culture/French-food-cuisine-weird-foreigners-gastronomy-expats