肥満はインフルエンザワクチンの効果も薄いことが判明
これからの季節、注意しなければならないのがインフルエンザですよね。近年、毎年各地で猛威を振るう流行性感冒。

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予防の為に手洗いうがい、そして何より確実な予防法は、流行前にインフルエンザワクチン接種を受けることで重症化を防ぐことが出来ると言われています。

インフルエンザワクチンは、Aソ連型(H1N1)、A香港型(H3N2)、B型の3種類の混合ワクチンなので、新型ウィルスが出現しなければ、どの型が流行しても効果はあるのだとか。



しかし、10月25日付の『肥満国際ジャーナル』オンラインで発表された調査結果によると、過体重もしくは肥満患者は、インフルエンザワクチンを接種しても健康的な体重の人と比較すると極めて効果が少ないことが明らかになってきました。

記事によると、過体重または肥満患者はワクチン接種後、時間が経つにつれて血液中の抗体レベルが健康的な体重の人と比較すると急速に衰えていることが分かったのです。

とりわけ、肥満患者の半数がワクチン接種後11か月で、抗体レベルが4倍も減少しているという驚きの結果が出ました。対照的に、健康な体重の人はワクチン接種後11か月では、同程度の抗体レベルの低下を示したのは25%未満だったとのこと。

つまり、過体重または肥満患者は、インフルエンザの予防接種を受けたとしても、インフルエンザの危険にさらされていると警告しています。



インフルエンザにかからない為に予防接種を受けることは大切なことですが、過体重や肥満の人は、同時に体重コントロールにも努めた方が良さそうですね。

インフルエンザ予防は、まず健康な体作りから!http://netallica.yahoo.co.jp/news/20131029-00010002-biranger