運動中に音楽を聞くとツラさが減少する―ドイツ研究

音楽を聴きながらジョギングをしている人をよく見ますが、最近発表された研究によると、音楽がスポーツに良い影響を与えるようです!その内容とは…。

ベルギーのゲント大学とドイツのマックス・プランク研究所が行った研究によると、運動中に音楽を聴くことで、運動のつらさを感じにくくなるそう。研究者たちが音楽の治療効果を調べたところ、筋肉のエネルギー消費を減らすことができることが判明しました。

研究を行ったフリッツ博士によると、音楽を聴きながら運動した場合と、音楽を聴かないで運動した場合では、実際に使われる力は同じでも、努力の度合いが違うそう。「音楽は激しい運動をする場合、必要とされる努力量を減らす効果があることはすでに分かっていましたが、今回の研究結果から、疲労度が高い運動や、あまり乗り気ではない運動をする場合に、音楽を聴いて気晴らしをすることで体に感じる負担を減少できることが分かった」と研究者は説明しています。

さらに研究結果から、音楽を聴くのではなく、鼻歌など自分で音楽を作りながら運動をすることで、運動中の酸素消費を抑えられ、筋肉のエネルギー消費の減少につながることが判明。自分で音楽を作ることで、より運動中にリラックスできるようです。「音楽はあらゆる努力が一体になってできたもの。音楽が運動の原動力になるのは当然!」とフリッツ博士は締めくくっています。

音楽を運動が苦手で嫌煙しがちな人も、音楽を取り入れて気軽にスポーツを始めてみてはいかがですか。

参考:La musique rend l’effort physique moins penible
http://www.topsante.com/forme-et-bien-etre/forme/conseils-au-quotidien/la-musique-rend-leffort-physique-moins-penible-47507