顔が赤いのは血圧のせい?―いいえ、関係ありません
チークでほんのりほっぺを赤くすると健康的に見えますね。でも赤すぎる顔はどうでしょう?多くの人は顔が赤い人は高血圧だと思っており、不健康な証拠だと考えているようです。
心臓専門医のギャリー ジェニング医師によると、そんなことはほとんどありません、と言います。
顔を紅潮させる原因はいくつかありますが、それは高血圧のせいではありません。かといって高血圧の人は顔が赤くならない、と言うわけではありませんが、ほとんどの場合、違う理由です。
高血圧は血管壁に血液を送り込む力が通常より多く、負担が多いときになりますが、高血圧の症状は見た目では分かりません。体内での症状もほとんどないため、定期検診で確かめる事が大事となります、とベイカーIDI心臓、糖尿病の役員、ジェニング氏は言います。
しかし高血圧もひどくなると頭痛や息切れ、と言った症状が出るようです。
血圧が短時間に高まると、実は顔が紅潮する事は時々あります。
では怒ったときや、ストレスを感じたときは顔色は変わるでしょうか? ”はらわたが煮えくり返る”などと言った表現がありますが、感情は高血圧ともそう関係はないようです。
飲酒や運動などで顔が赤くなる事がありますが、これらは全く高血圧とは関係ありません。高血圧は心臓に行くはずの小さい動脈が流れない事で起こりますが、顔が赤くなっるのはこれとは反対の静脈の流れにより起こりますので、高血圧の影響を受ける事はないのです。
ちょっとした飲酒や運動で顔が赤くなっても、何の問題もないようですね。みなさんの思い込みも、覆りましたか?
参考:Q: Is a red face a sign someone has high blood pressure?
http://www.abc.net.au/health/talkinghealth/factbuster/stories/2012/05/01/3465491.htm