子宮頸がんの定期健診ちゃんと受けてますか?

最近は子宮頸(けい)がんに対するワクチンも導入され、予防が可能となっています。またオーストラリアでは定期的な子宮頸(けい)がん検診で、これによる死亡率も半減しました。オーストラリアでは75歳までに198人に1人がなると言われています。皆さんは定期的に検診受けてますか?

子宮頸は子宮の底部にあり、膣(ちつ)まで伸びており、子宮の首とも言われます。膣(ちつ)を保湿したり、妊娠中の赤ちゃんの保持するのに重要な役割をしています。

子宮頸(けい)がんは原因が分かっている数少ないがんの一つで、性交によって感染するひとパピローマウイルスが原因です。

研究では80%の大人が、生涯のうち、このひとパピローマウイルスに感染するという事が分かっています。

しかし、これに感染したからと言って必ずしも子宮頸癌(けいがん)になるわけではありません。感染するかどうかはどの種類のパピローマウイルスに感染するか、です。このウイルスは100種類以上あり、このうち40が生殖管に感染します。

この内、15種類ががんを引き起こすとされています。しかし、これらに感染しても免疫機構が闘ってくれ、消える事がほとんどです。でもなぜ免疫が勝つかどうかはいまだに解明されていません。しかしそれには年齢、(30ー50歳)、喫煙歴なども影響するようです。

早期は症状が現れませんので、検診を受ける事が望ましいのです。かなり進行してくると不正出血や性交中の痛み、異常なおりものなどの症状が出てきます。

ありがたい事に、このがんの進行度は遅く、10年かかると言われているほどです。しかし、簡単な検査ですので、気軽に子宮がん検診を2年に1度は受けましょう。

参考:Cervical cancer
http://www.abc.net.au/health/library/stories/2005/11/29/1829319.htm