寝すぎはバカになる?驚きの新事実が脳化学研究で判明―米コロンビア大学

「脳」と「眠り」の関係を探るべく、今日までを実に多くの研究員たちが実験を行なってきました。今回は、米国のコロンビア大学とニューヨークにあるマドリード大学病院が合同で行った実験調査から明らかになった驚きの事実をご紹介します。

60歳~70歳の男女2,700人を対象に行った今回の実験の報告によると、一日の睡眠時間が平均9時間以上の人たちは、睡眠時間が平均6~8時間の人たちと比較して脳の衰えが著しく、モニター実験期間の3年間で見えた「脳の老い」の差がとても大きかったそう。

モニター実験では、実験協力者の睡眠リズムと時間、そして脳の状態が定期的に観察され、49%が「睡眠時間は標準(6~8時間)」、40%が「睡眠時間が長い(9時間以上)」、11%が「睡眠時間が短い(5時間以下)」という睡眠パターンも明らかになりました。

睡眠量の「多い」「少ない」の基準を明確にして行われた今回の実験は、睡眠時間が与える「脳の老化」への影響や関連性がさらに詳しく分かった「新たな発見」ということになります。直接的な関連性については現在も研究中であるそうなので、今後の調査報告に要注目!

睡眠の長さによって引き起こされる病気や身体の不調は数多く存在するから、睡眠の力ってやはりスゴイですね!

参考:Sleeping longer linked to faster decline in brain function
http://www.medicalnewstoday.com/articles/267176.php