脳科学的に有効な「失恋の痛手から立ち直る」究極テク
長く付き合った人と別れたり、大好きだった人から振られたり、大失恋をすると、「2度と恋なんかしたくない!」って思いますよね。
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ところが、脳科学者・茂木健一郎氏の『脳は0.1秒で恋をする』によれば、脳科学的には大失恋を経験した人ほど、のちに素敵な恋ができるチャンスがあるのだそうです。
一体なぜ大失恋が素敵な恋につながるのか? 失恋の痛手から回復する方法と絡めながら、失恋のメカニズムについて解説します。
■やっぱり傷心旅行は効果アリ!
失恋の痛手から回復する方法は何かというと、脳のなかに新しい回路を作るべきだと茂木氏は主張します。
失恋すると何が辛いかって、何かにつけて別れのときの痛みや過去の思い出が蘇ってしまうことです。
この思考回路を無理に消し去ろうとしても、なかなかうまくいきません。
それならば、悲しみの回路を消すのではなく、別の新しい回路を作って悲しみの回路を使わなくてすむようにすることを茂木氏はすすめています。
新しい回路を作るためには、何か新しいことを始めて、楽しい刺激をどんどん受けることが必要です。
たとえば、失恋すると“傷心旅行”に出かける人がいますが、知らない土地で知らない人に出会い、おいしい料理や美しい景色を味わうというのは、失恋対策として実に理にかなっているといえます。
ただ一点注意したいのは、恋愛の悲しみを恋愛で埋めようとしないこと。失恋直後というのは、判断力も鈍りがちなので、新しい恋に逃避しようにもたいていうまくいきません。
■逆転の発想でドン底を極める!
新しい回路を作ることが大切とはいえ、失恋の悲しみが大きすぎて、楽しいことをする気力もないという人もいるでしょう。
その場合は、敢えてとことん相手のことを考えてみてもいいとのこと。
ただ考えるのではなく、相手の欠点を紙に書き出してみることが有効だと茂木氏は述べています。
紙に書き出すことで、冷静になることができ、“本当にその相手が自分にとって必要だったか”客観的に分析することもできるのです。
「あんなに素敵な人はいない!」という人でも、必ず欠点のひとつやふたつあることでしょう。どうしても見つからないなら、「完璧すぎて自分が疲れてしまう」というのでもかまいません。
なお、人間の脳は失恋に限らず、大きな痛手を負ったあとほど、大きな喜びも得られるとのこと。
というのも、深い悲しみを受けると、心にぽっかり穴があいたような感覚に陥りますが、その穴が大きければ大きいほど、脳はそれを埋めようと必死になって次の幸せを探す準備を始めるのだそうです。
いわば、痛手が大きいほど強烈なリバウンドが期待できます。なので、失った彼のことを思って辛くて仕方がない場合は、「この痛みがあるからこそ、次は素敵な出会いがある」と信じましょう。
どん底体験も、あながち悪いものではありません。
いかがでしたか? 今まさしく失恋直後で辛い思いをしている人は、新しい回路を作るか、とことん悲しみをつきつめるかして、どうか失恋の痛手を乗り越えてくださいね!http://netallica.yahoo.co.jp/news/20131021-00010001-menjoy