おさらい!  恋人の両親に好印象を持ってもらう実家訪問マナー
相手の実家に行く際は、手土産を忘れずに

 付き合いの長いカップルであれば、デートで相手の家にお邪魔する機会もあるのでは?  相手が一人暮らしなら、そこまで気を遣うことはないけれど、実家暮らしであれば話は別。相手のご両親への気遣いができてこそ、大人というものです。そこで今回は、相手の実家に訪問する際のマナーをセレブリティマナースクール「ライビウム・品川」の諏内えみさんに聞いてみました。まず、どんなところに気をつけるべきでしょうか? 

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「まずは服装ですね。一番意識したいのは清潔感。同世代ではなく、目上の方から好感を持ってもらえる服装を心がけてください。それと、手土産も忘れてはいけません。注意したいのは購入する場所。訪問宅の近所や最寄り駅では買わないようにしましょう。慌てて購入した印象に映り、気持ちが伝わりづらいですからね。可能であれば、相手の両親がどんな物が好みなのか、事前にリサーチしておくのがベストです」(諏内えみさん)

 手土産の購入先にまで、気を遣う必要があるとは…。つい、「駅前で買っていけばいいや」と考えがちですもんね。実際に親世代に尋ねた際にも「服装は清潔感が一番。女性であれば派手な格好は避けてほしい」との声や「社会人であれば、お土産を持ってくるのは当然のこと。お土産の質で『軽く見られているのかな?  』と感じることもあります」という意見も。ところで、相手のご両親が娘(息子)の恋人を見る際に、もっとも気にしているのはどこなのでしょうか? 

「おおまかに言うと『育ちの良さ』です。その人から出る雰囲気や礼儀、言葉遣いなどを見ていますね。とにかく、いい印象を持ってもらうには、笑顔でさわやかに挨拶すること。ご両親とお話をするときにアイコンタクトをしっかりとると、信頼度がアップしますよ」(同)

 ふむふむ。さわやかな挨拶と目を見て話すことが大事なんですね。これに関して、親世代からこんな声も寄せられました。

「子供の彼氏や彼女であれば、挨拶、礼儀、食事の仕方、話し方まで、すべての要素を見ています。連れてきた子がウチの子に合うのかだけでなく、私たちと家族になったときにうまくやっていけるのか?  など、将来も見据えて総合的に判断します。相手方の実家に行くなら、絶対に油断は禁物です。特に娘を持つ親の目は相当厳しいですよ」(女性・52歳・神奈川県)

 子世代が思っている以上に、親世代では「実家に連れてくる」ことが重要視されているんですね。他にも、相手のご両親に好印象を与えるテクニックがあれば教えてください! 

「恋人の名前を呼ぶ際に、いつものニックネームや呼び捨てではなく『○○さん』と呼ぶと印象はよくなりますね。『ありがとうございました』、『ごちそう様でした』、『楽しかったです』など、お礼の気持ちを素直にはっきりと伝える、といったことも大切ですね」(同)

 話を聞いていると、基本的な礼儀をしっかりすることが重要なようですね。ところで、最初に自己紹介をすると思いますが、その際に付き合っていることは明言した方がいいですか? 

「特に宣言する必要もないと思います。『はじめまして、○○と申します。いつも○○さんにお世話になっております』で十分ですよ」(同)

 自分から交際していることを言う必要はないのか。これに関しては、「親から聞かれたら答える」くらいに留めておけばいいようです。ところで、もし異性の友人の実家に遊びにいくことになった場合にも、同じような対応でいいのでしょうか? 

「そのようなケースでも、ちょっとした手土産を持って行った方がいいでしょうね。もし、『付き合っているの?  』とか、きわどい質問をされたら『いえいえ、○○さんには友人として、いつもお世話になっています』など、相手を立てつつ感じよく否定すればいいと思いますよ。そこまで気を遣う必要もないと思います」(同)

 社会人の子を持つ親の意見を聞いても、「友人だとしても、手土産ぐらいは持ってくるのが礼儀だと思います。学生時代なら特に気にしないけれど、社会人としては当然のマナーです」とのこと。ご自宅にお邪魔するときの礼儀や受け答えの仕方など、改めて聞いてみると、当たり前のようでいて意外とできていないことってあるかも。今後、このような機会のある方は、ぜひ参考にしてみてください! http://netallica.yahoo.co.jp/news/20131021-00000002-hitomebo