メンタルヘルス先進国のアメリカでは職場でのうつ対策として、どんなアドバイスがされているのでしょう。

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実は日本とアメリカでは、うつ病の重症化するケースに差があり、アメリカが5倍多いという統計があります。

そんなアメリカのメンタルヘルス専門ニュースサイトPsych Centralから、職場でのうつ対策に関するアドバイスをお届けします。後編の今回は3つのアドバイスです。



■アドバイス5:仕事環境を改善しよう

意外にシンプルに仕事環境を改善する方法があります。観葉植物をデスク周りに置くこと、そして家族や友人の写真を飾ることです。

愛する対象の写真は、痛みを軽減するという研究もあります。10,000ルクスのライト(季節性うつの治療に使われるもので、見た目は他のライトと変わりません)を使うことも役立ちます。

デスクをきちんと片付けておくことも、気持ちが圧倒されることを防ぎます。



■アドバイス6:仕事以外の人生を得よう

この記事の筆者は、精神病棟に入院したことがあり、そこで得た最も大切な教訓は「仕事以外の人生を得よう」なんだとか。

それ以前は、自分のすべてを仕事に注いでいたせいで、仕事でのつまずきはそのまま自己重要感にすべて跳ね返ってきました。

現在、筆者は当時よりずっとよい調子で過ごしているとのこと。仕事には関係ない、水泳チームに入り、本のクラブに参加して、子どもの学校のママ友グループに参加しているそうです。

仕事関係のブロガー、編集者、著述家と違ったタイプの友人とたくさん出会い、そのことが、仕事のことで「キーッ」とならないためのクッションになってくれているのだとか。



■アドバイス7:自分の正しいゾーンを見つけよう

やるべき仕事がどっさりあって、前日にどれほどの量をこなしたにしても、翌日はまた、最初の一歩から始めるような気分でいるのではないでしょうか。

人間に可能な量より、ずっと多い仕事を抱えていることでしょう。しかし、心理学者のエリシャ・ゴールドスタイン博士によると、『仕事の4つのゾーン』に気付くことで、より短時間で仕事をこなし、ストレスを減少させることが出来ます。

その4つのゾーンとは、『敏感なゾーン』『積極的なゾーン』『注意散漫なゾーン』『ムダなゾーン』です。

目指すべきは『注意散漫なゾーン』『ムダなゾーン』を避けること。重要でない電話やメールに答えたり、不必要なネットサーフィンをしたりすることを避けようというわけです。

ゴールドスタイン博士は、

「マインドフルな状態(自らの行動すべてを意識的でいる状態)を自分自身に開拓していくことで、今ここで起きていることに性急な判断を下さないで向き合うとともに、その時点で最も優先順位の高いことに、意識を向けることが出来るようになります」

と説明しています。



いかがでしたか? ストレスに囲まれた環境で仕事をしているのは、日本もアメリカも違いはないようです。

まずはこの7つのアドバイスを読んで、出来るものを試してみてはいかがでしょうか。http://netallica.yahoo.co.jp/news/20131018-00010007-biranger