ビタミンAを含む食品には、レバーやあんきもなど動物の肝臓や、うなぎ、チーズ、卵などがあり、βカロチンはニンジン、パセリ、小松菜、ほうれん草、にらなどに含まれます。βカロチンは油で炒めたりして調理すると体内での吸収が高まります。

□7.エネルギー代謝を活発にするビタミンB群

 ビタミンB群はビタミンB1、B2、B6、B12、ナイアシン、ビオチン、パントテン酸、葉酸の8種類があり、エネルギーの代謝を活発にして疲れをとったり、細胞の新陳代謝を高めて肌や髪の健康を維持したり、ホルモンの分泌を調整して若々しさを保つなどのさまざまな働きがあります。

 胚芽米、ウナギ、卵、納豆、バナナ、レバー、牛乳、マグロ、小松菜、緑黄色野菜などに含まれます。

□8.血管からキレイにするサビに強い脂溶性ビタミンE

 ビタミンEは脂溶性のビタミンで、体内で発生して体を内側から傷つけて錆びさせる活性酸素を取り除くすぐれた抗酸化力があります。また血管をきれいに保って血行を促進したり、血栓などをできにくくする働きもあります。

 アーモンド、ヘーゼルナッツ、落花生、ひまわり油、紅花油、すじこ、イクラ、かぼちゃ、ほうれん草、胚芽米、玄米などに含まれます。

□9.野菜が持つ戦う力~フィトケミカル

 フィトケミカルとは、植物が害虫や厳しい生育環境から自分の身を守るために蓄えた成分で、私たちがそれを摂取することで強い抗酸化力を得ることができることがわかっています。

 大豆のイソフラボン、トマトのリコピン(ビタミンEの100倍の抗酸化力)、ブロッコリーやほうれん草に含まれるルテイン(視力向上)、緑茶のカテキン(抗菌作用、抗肥満作用)、黒豆、ベリー類のアントシアニン(美肌効果)、赤ワインのレスベラトロール(血行促進、美肌効果)などが代表例。加熱で壊れることがないので、スープや蒸し料理などで食べるようにしましょう。

□10.ミネラルと食物繊維豊富な海藻

 海藻には、マグネシウム、カルシウム、亜鉛、鉄、カルシウム、ヨウ素などのミネラルが豊富に含まれています。粘り気のある食物繊維は胃や腸で消化されずに、糖や脂肪の吸収を抑制して血糖値の上昇を防いだり、内臓脂肪の増加を抑制する効果もあります。

 ミネラル不足になると、ホルモンの働きが悪くなったり、神経がイライラしたり、筋肉がうまく働くなくなったりすることも。また、体の酸性とアルカリ性を調節したり、骨や血液を作るのに欠かせない鉄やカルシウムが不足すると貧血や骨粗しょう症などになり、老化を早める結果を招きます。http://netallica.yahoo.co.jp/news/20131018-00000002-allabout