機能性ブロッコリー??

スーパーの野菜コーナーでは定番となった「国産」や「有機栽培」の表示。それに続き、最近注目されつつある「機能性野菜」をご存じだろうか? 


機能性野菜とは、抗酸化作用など健康に良いといわれる成分が多く含まれた野菜のこと。

例えばカゴメからは、コラーゲン生成やシミ予防に効果の高い成分「リコピン」が1.5倍も含まれた「高リコピントマト」が販売されている。

「特に女性は、健康のために野菜を食べたくても、あまりたくさんの量は食べられないのが現状。そこで、効率的に栄養を摂取できる機能性野菜のニーズが高まっています」と、教えてくれたのは、9月に「機能性ブロッコリー」を新発売したドールのマーケティング部・大滝尋美さんだ。

厚生労働省では、成人が1日に摂取する野菜の理想的な量を350g以上としているが、20~30歳代の平均野菜摂取量は約240gにとどまっているのだとか。少量でも効率的に栄養が摂れる機能性野菜は、私たちの強い味方になるだろう。

■アンチエイジング効果&シミ・ソバカス予防!栄養を逃がさない効率的な食べ方
ドールの機能性ブロッコリーは通常のものに比べて、アンチエイジング効果が高いといわれる「スルフォラファン」を約2.5倍~3倍多く含んでいる。ストレスや紫外線などで増えた活性酸素のダメージから体を守ってくれるほかにも、シミ・ソバカス予防、肝機能向上など働き盛りの女性にうれしいメリットが盛りだくさん。人間の体内では作り出すことができないため、野菜から摂取するしかないという。

せっかく効果が高いなら、栄養を逃さない調理法で食べたいところ。おすすめの食べ方を聞いた。

「スルフォラファンは熱によって変化しにくい成分なので、基本的には通常のブロッコリーと同様の調理法でOKです。ただ、ブロッコリーにはほかにも美肌を作るビタミンCや、健康維持に効果のあるベータカロテン(ビタミンA)が多く含まれています。水溶性のビタミンCを活かすためにはスープやカレー、脂溶性のベータカロテンを活かすには炒め物や揚げ物にして食べるのがおすすめ。冷凍しても栄養価は変わらないので、食べきれない時は固くゆでてから冷凍しておくと便利ですよ」

値段は1株400円前後。かなり割高だが、栄養も3株分あると考えれば納得できるかもしれない。今はまだ収穫量が少ないものの、今後安定的な供給が実現すれば価格も少し落ち着くだろう。現在は阪急百貨店や、東急百貨店、東急ストアなどのデパートや高級スーパーで購入できるという。

ドールは機能性野菜を「ウルトラベジ」としてシリーズ化する予定なので、来春以降には新しい品目を見かけることもありそうだ。美容と健康にとっても効果的な機能性野菜をぜひ試してみて。
http://netallica.yahoo.co.jp/news/20131018-00000301-womantype