「イマドキの若いやつは」とこぼしてしまう私が、読み終える頃には「今度からトイレはやめて、エレベーターの前で話しかけよう」となっているのだから驚きだ。視点を変えれば、今これを読むあなたが新進気鋭のベンチャー企業を立ち上げようとするゆとり世代や現役世代なら、本書の語り口調は厄介なバブル世代とのコミュニケーションに有用だから読んでおいて間違いない。もちろん、私同様ゆとり世代の対応に困り果てている上司の方々にも。