2回目の収容は、2017年4月。メヒリグルさんは2人の子供を育てるため、地元警察の許可を得た上で働いていました。ある日、公安部国内安全保衛局から「事務所に来るように」との電話があり、飛行機で急いで向かうと、その場で拘束されました。
3日間不眠不休で、「外国で誰と知り合いになったか」「ムスリムなのか」「礼拝をするのか」「なぜアラビア語を学んだのか」などについて、繰り返し尋問されました。ひどく殴られて、右耳が聞こえなくなったといいます。
「全身電気ショックも受けて、すごく痛かったです。思わず、『アッラーよ!』と叫んだところ、警察官に『お前のアッラーはどこにいる。もしアッラーがいるなら、お前を救ってみせればいい』と皮肉を言われ、気を失いました。その後、『私を殺してほしい』とお願いしましたが、『聞かれたことをすべて自白してからだ』と言われました」(メヒリグルさん)