特攻野郎Aチームは理想のチームw
特攻野郎Aチーム(とっこうやろう エー チーム、原題:The A-Team)は、1983年1月23日から1987年3月8日にわたって全98話がアメリカのNBCで制作・放送されたTVドラマ。基本的に1話1時間枠。日本では1985年10月から1988年11月にかけてテレビ朝日で毎週土曜日午後3時(一部2時間枠に編集されて日曜洋画劇場)から全話放送
通称ハンニバル。ニックネームはカルタゴの名将ハンニバルから。チームリーダーでベトナム時代から一同を率いる老練な指揮官。変装の名人…ではあるが、ほとんどは老人の変装で(もちろん視聴者にはバレバレ)、まれに着ぐるみの怪獣(アクアドラゴン)に扮する程度なので、自称変装の名人という感が強い。時にAチームを探す為に依頼人が最初に会う中国人の「ミスター・リー」となって現れることも。ハンニバルとして依頼人に会う時も、最初は依頼がMPの囮でない事を確かめる為に変装している。奇襲戦を得意とするが、意外に格闘戦でも活躍する。チームでは作戦立案と指示を担当するが、当初の作戦通りに推移する事は極めて少なく、成り行き任せになる事が多い。普段は着ぐるみ俳優として生活している。口にくわえた太い葉巻がトレードマーク。第17話のサブタイトルにもなっている「作戦(戦略)は奇を以ってよしとすべし」を座右の銘のようにつぶやく。
ちなみに「ジョン・スミス」という名は英語圏で偽名としての意味合いがあり(日本における「山田太郎」に相当)、DVDのパイロット版の字幕ではコードネームとなっている。しかし、「暴走マッド軍団を撃退せよ」「チャイナタウンの決闘」で軍が警察に「ジョン・スミス」と文字で回答するシーンがある。指名手配にコードネームを使うとは考えられず、軍でも入隊時に身元を調査することが一般的であることから、実際には本名であるか、あるいは「天才策略家」であるハンニバルが身元自体を偽造している可能性もある。
通称フェイスマン、ないしフェイス。その名の通りの甘いマスクの二枚目。チームでは口八丁手八丁で物資や機材の調達を担当する(日本語版のOPではこの辣腕振りを「ミサイルからブラジャーまで」と称している)。格闘戦はあまり得意ではない。
女性を口説いて調達するときは嬉しそうだが、失敗することもある。興味の対象は独身女性で、相手もち(特に既婚者)には興味がない。少年時代は孤児院で育った。
それぞれがかなり個性的なAチームのメンバーにあって、比較的常識的な思考の持ち主として描かれている。
チームとして行動していない時は何かしらの別の仕事を行っているようであるが、仕事の途中でハンニバルに呼ばれて仕事にならないことも多い。
長期不在の人の家に勝手に住み込んでいることも多く、その時は元の家主になりきって近隣住民をごまかしている。
第93話に登場する、22の事件で起訴された犯罪者・A.J.バンクロフトを父親に持つ。肉親は他に実母のサマンサ、腹違いの妹にエレン・バンクロフト。ペックの幼名はリチャード・バンクロフト。女と見れば手当たり次第の彼だが、実はエクアドルのサンタマリア孤児院に大学時代に将来を誓い合った恋人、修道女レスリー・ベクトールがいる。
通称クレイジーモンキー(この通称は日本サイドで創作したもので、オリジナルでは使われていない)。イニシャルのH・Mが具体的にどんな名前なのかは明かされていない。オリジナルの通称”ハウリング・マッド”(Howling Mad)は「わめく狂人」という意味で、実在の海兵隊中将H.M.スミスのあだ名に由来する。
ベトナム従軍2度。パープルハート章2回とシルバースターを受章し、所属部隊も表彰3回という華麗な経歴を持つ。階級もAチームの中ではハンニバルに次ぐ大尉。
アメリカ陸軍航空隊(日本でのTV放送では陸軍航空隊ではなく空軍と解説されている)出身の才能と天分に恵まれた名パイロットで、退役後も背中に虎と「DA NANG 1970」という文字が描かれたフライトジャケットを着ている。戦争中、ハンニバルの隊に対する航空支援(UH-1ヘリコプターによる部隊輸送)をしていた縁でAチームに加わる。チームでは主に空の移動や追跡・支援を担当、不時着等トラブル続きの彼らの航程において、異常なほどハードな技術要求を易々とこなす。ベトナム戦争に起因する戦闘疲弊症を患っており、普段は退役軍人病院の精神科病棟に入院中、チームからの要請に応じて(主にフェイスに)違法に連れ出される。抜け出す際の芝居には、彼にしか見えない犬「ビリー」がよく登場する。ただし、担当医には『タダ飯を食うための詐病』を疑われているシーンもしばしば登場する。
マントと覆面を着けてタクシーを運転したり、インディ・ジョーンズ、ローン・レンジャーになりきったりするなど、戦闘疲弊症に起因する奇行を繰り返してはコングと喧嘩になる。しかし時折真面目な側面を見せたり、核心を突くなどして頭の良さを伺わせる発言をするなどつかみ所が無い。作戦行動中においても、奇行はあれども機敏かつ的確に動く。チームメンバーの中で唯一指名手配されていないことを利用してMPや警察を欺き、仲間の危機を何度も救っている。
第5シーズンでは晴れて病院を退院(もっとも、自筆の誤字だらけの証明書で)し働き始めたが、毎週のように職を変えていた。
通称コング(この通称は日本サイドで創作したもので、オリジナルでは使われていない)。モヒカン頭と、やたらと多い金の装身具(ウエイトトレーニングを兼ねている)が特徴の天才メカニック。また、腕力自慢で、激昂すると上官のハンニバルさえ殴るほど気性は激しい(そのため、名前の“B・A”はBad Attitude=「態度の悪い」「素行不良」と呼ばれる)が、本当は心の優しい男である。そのため子供からは好かれており、彼自身も子供好き。チームでは各種機器の製作・修理を担当し、その腕前は車と材料、工具さえあれば、その場で即席の装甲車を仕上げてしまうほど。メカの専門家であるにも関わらず飛行機恐怖症で、パイロットであるモンキーとはすぐに喧嘩になる。飛行機で移動する時には、意識ある限り抵抗するため他のメンバーによって睡眠薬を注射されたり、後頭部を殴って気絶させられるなどして強引に現場へ空輸する描写がお約束。不測の事態で飛行機内で意識を取り戻した事があり、取り乱した後一旦気絶したものの仲間の危機を救うため恐怖心に打ち克って活躍した。ただし、その後も恐怖症は改善されていない。また「第47話・密猟組織を壊滅せよ!」、「第61話・シカゴ戦争 ママコング大活躍」の際、見栄を張って自ら飛行機に乗るものの、恐怖で興奮してしまい薬で眠らされる。牛乳を好む。歯医者が嫌い。(ゴスペル歌手のデラ・リーズ扮する)母親にはめっぽう弱く、彼女には「自分がAチームのリーダーである」と伝えてある。母の名づけた幼名は「スクーター」。また、血液型は非常に珍しいAB型のRh-で、モンキーも同じであるため、銃弾を受け負傷した際、モンキーから輸血されたことがある。(「暴走マッド軍団を撃退せよ」)
<楽曲の使用例>
大宮アルディージャ
Jリーグ主催の大宮アルディージャホームゲームでの
大宮の選手紹介のBGMで使用されている。
トップ・ギア
メインテーマ曲が番組中で度々BGMに使用される
(主に中古車に大幅な改造を施す際)。
アサヒビール
メインテーマ曲が「アサヒ・オフ」(いわゆる「第三のビール」)
CM曲として使用された。
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