酒の中でもワインは酸性(pH3〜pH4)なので、飲んだ直後は歯の表面のエナメル質が溶けて柔らかく「酸蝕歯(さんしょくし)」という状態になっている。そこで歯磨きすると、ブラシで歯を削ってしまうことにもなりかねないので、少なくとも食後1時間は待ってからの方がいい。
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飲食の回数が増えると、お口の中で脱灰に傾く時間が長くなり、虫歯ができやすくなります。例えば、同じ数のチョコレートを、「数時間おきに食べる人」と「一度に全てを食べる人」では、「数時間おきに食べる人」のほうが虫歯のリスクが高まります。
現在の歯磨き粉の多くにフッ素が含まれていて、このフッ素のおかげで日本人の虫歯が減ってきました。フッ素をできるだけお口の中に残すために、歯磨き粉の量は多め、ゆすぐのは1,2回程度で味が残るくらいにすると効果的です。
唾液は虫歯の原因である、口内の酸を中和してくれる。その唾液の分泌を促す効果がある食品がチーズだ。また豊富に含まれるカルシウムが歯のエナメル質を保護し、二重に虫歯を防いでくれるのだ。
イチゴにはリンゴ酸が含まれていて、これが歯のステイン(着色汚れ)を落としてくれるらしい。ただし、イチゴに含まれているフルクトース(果糖)は、虫歯菌に分解され酸になり、歯のエナメル質を溶かすので、食べ過ぎは厳禁だ。
虫歯菌が作り出すのは酸ですが、酸そのものを直接口にする事でも、虫歯が進行してしまいます。柑橘系の果物や、酸っぱいジュースなどが当てはまります。
酸により、歯の表面全体が均一に、ゆっくり溶けていく症状は酸蝕歯とよばれ、昔は酸を扱う工場の職員にみられる職業病でしたが、お酢やジュースの大量摂取などにより、今では一般の方からも現れ始めています。
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