コンドロイチン硫酸(コンドロイチンりゅうさん、chondroitin sulfate)は、動物体内にみられるグリコサミノグリカン(ムコ多糖)の一種。
第三者的目線から見た「コンドロイチン」の膝関節への有効性について
よくインターネットなどを中心として、「膝の痛みにはコンドロイチン」というような宣伝がなされていますが、実際の効果の方はどうなのでしょうか?第三者目線からみた有効性についてご紹介します。
コンドロイチン硫酸800 mg/日を2年間摂取させたところ、脛骨大腿関節腔幅 (●●W) の減少の抑制、痛みの減少 (VAS、WOMAC) が認められた
出典 健康食品の安全性
50歳以上の膝変形性関節症患者89名を対象とした無作為化二重盲検比較試験において、塩酸グルコサミン1,500 mg/日およびコンドロイチン硫酸1,200 mg/日を6ヶ月摂取させたところ、歩行距離および膝の強度、痛みに対して効果が認められなかった
出典 健康食品の安全性
スイスのグループからはコンドロイチンを長期服用した結果、軟骨のすり減りは偽薬を用いたコントロール群に比し有意に抑制されており、長期服用でもほとんど目立った副作用は認めなかった
出典 コンドロイチンweb
医学界では否定的な意見が多いようです。口から摂った栄養分は、胃や腸で消化され、それが血液で全身に運ばれます。ところが関節軟骨には血管が存在しないため、コンドロイチンやグルコサミンが行き着くはずがない
出典 医学的に徹底検証
多くの人がグルコサミンおよびコンドロイチンのサプリメント(健康補助食品)を利用しているが、このようなサプリメントに治癒効果があるとのエビデンス(科学的証拠)は認められないことが、大規模研究の新たな分析によって示され、英国医師会誌「BMJ」オンライン版に9月16日掲載された。
出典 海外最新医療
これだけ大量に様々な製品にて流通していて大きな事故の報告がないのですから、副作用の危険性は低いと考えて良い(※例外があります)でしょう。
出典 医学的に徹底検証
※抗凝固薬(ワルファリンやヘパリンなど)を服用している患者さんの場合には、コンドロイチンやグルコサミンの摂取で出血リスクが高くなる可能性が指摘されています。
出典 newsphere.jp
- 1
- 2