【トリビアまとめ】正露丸は日露戦争のために作られた

昔懐かしの「トリビアの泉」を再検証!

FC2USER926778DHH さん

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当時の放送より

Q. 正露丸は日露戦争のために作られたのですか?

科学史家 板倉聖宣さん
「ええ本当ですよ。あの日露戦争が始まってすぐにね、正露丸をね、陸軍省で作ってますね。現在の正露丸というのは正しいという字を書いて、露という字を書きますけども、当初は征伐する「征」にロシアの「露」で征露丸と言ったんですね。」

【補足トリビア】
①正露丸は戦時中で飲み水が悪い状況下、水を飲んで腹痛をおこさないために作られた。
②ラッパのマークは、ロシアに対する進軍ラッパをイメージしている。
③「正露丸=大幸薬品」のイメージが強いが、実際には各社から正露丸が発売されている。これは過去に商標登録に関して裁判が行われ、その結果「正露丸」は知名度から固有名詞ではなく一般名詞であり、特定の商品名としては使用できないという判決が下されたからである。

再検証しました

日露戦争直前の国際情勢を描いたもの。

イギリスが日本を利用してロシアと戦うようにけしかけ、アメリカは背後で様子を見ている。

当時の流行語でもあった「露(ロシア)」を「征する」=「忠勇征露丸」と勇ましい名前がつけられました。

正露丸は日露戦争前に作られ、ロシアを征伐するための薬という意味で「征露丸」と命名されたのが由来だ。 露西亜(ロシア)を征服するための薬ということでしょう。

クレオソート丸として戦地出征兵士に配られたのだった。

日露戦争(1904~05年)では日本軍の軍薬として使用された。 当時、衛生環境は劣悪で病死する兵士が多かった。 対応策として、下痢や感染症などに効くとされたこの薬をロシアを征伐する「征露丸」として携帯したという。

当初はそのままクレオソート丸と称していましたが、日露戦争ですからロシア(露西亜)をやっつけるという意味の「征露」丸の方がふさわしいということで、たちまち征露丸という名称が流布したようです。

陸軍はクレオソートの殺菌力を信じ、チフスのみならず脚気にも効く万能薬と考え、日露戦争に出兵する兵士の常備薬としました(もちろん脚気にもチフスにも効きませんが歯痛には効くようです)。

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