【トリビアまとめ】おからは裁判で産業廃棄物にされた事がある

昔懐かしの「トリビアの泉」を再検証!

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当時の放送より

おからといえば、豆腐を作る際にできる大豆の搾りカスであり、栄養価が高くおかずとしても食べられている食材である。

一方、産業廃棄物といえば、事業活動によって生じるゴミのことであるが、

上智大学で産業廃棄物の法律を研究している北村教授はこう語る。

Q.おからは裁判で産業廃棄物にされた?

「1999年3月10日、最高裁判所はおからを産業廃棄物だと判断しました。」

1993年、大阪府内の飲食店経営者が豆腐工場から有料でおからを引き取る事業を始め、それをブタなどの餌として販売する商売を始めた。

検察は、許可を受けず産業廃棄物の収集・処分を行っている廃棄物処理法違反として起訴。

それに対し被告は「おからは栄養価も高く、人間もブタもおいしく食べている食品ではないか。」と、産業廃棄物ではないことを訴え続けた。

しかし1999年3月、最高裁は「食用を除きおからの大部分は価値のないものとして捨てられている。よって産業廃棄物にあたる。」との判決を下した。

Q.現在もおからは産業廃棄物?

北村教授「はいそうです。年間約71万トンのおからが排出されています。このうち食用とされる3.5万トンを除く大半の量は、現在でも産業廃棄物なんです。」

Q.どうすれば産業廃棄物じゃなくなる?

北村教授「日本人全員が1日15グラムのおからを食べ続ければ産業廃棄物ではなくなります。それが確実な方法です。」

【補足トリビア】
①平成11年(1999)に「食用を除きおからの大部分は価値のないものとして捨てられている。よって産業廃棄物にあたる。」と最高裁判所による判決が下され、被告には罰金40万円という罪が下った。
②おからが産業廃棄物でなくなる方法として確実なのは、年間排出量の71万トン全部食べることである。これは日本人全員が1人あたり年間6kg(毎日15g)食べればクリアできる。

【高橋語録】
産業廃棄物扱いされた人間の気持ちが分かりますか。

再検証しました

1993年に大阪府の業者が豆腐工場から購入してブタの飼料として販売していた。

しかし、無許可で廃棄物を収集処分しているとして廃棄物処理法違反で検挙。

裁判で業者はおからは栄養価が高く、人もブタも食しているため産業廃棄物ではないと主張した。

「おから裁判」ではおからが「資源」か「廃棄物」かが争点になり、最終的に「廃棄物」であると判断された

廃棄物処理法では、食料品製造過程で動物や植物から出た固形状の不要物は「産業廃棄物」であるとされています。

料金を徴収して収集・運搬、処分をしていたのであるから、本件おからは法律でいう産業廃棄物に該当する。

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