それは私が平成２７年１２月に障がい者手帳の更新に必要な書類を取りに行くため東京都Ｓ区のＫ寺区役所を訪ねた時のことでした。

普段その場所に来ない私は間違えて近くにある出張所へ行ってしまいました。私が用のある役所はそこから徒歩１０分ほどの所にあったので、その場で職員の方に担当部署に電話をしてもらい、どんな用事で誰が行くかを伝えてもらいました。

しかし実際に行って窓口の職員に伝えると、その方は何も知らず誰もどの書類がどこにあるかを把握していなかったのです。私はこうやって待たされるのが嫌だから伝えてもらったというのに電話で応対した職員は何もしていなかったのです。
もう明らかに「え？なにそれ？この部署の仕事なの？ってかそんなのあるの？」って言いたげな顔をしていましたね。自分の仕事が何なのか全然把握していませんでしたね。どんな指導してるんでしょう？おまけに書類を探していた職員のうち１人は責任者らしき男性でした。そして他の職員はデスクにボーっと座っているだけで我関せずという様子で手伝おうともしませんでした。

さらにその後の対応も酷かったです。更新に何が必要なのかを聞いても「この書類に書いてあります」としか答えませんでした。読んで分かるようなら質問なんてしません。これは道を尋ねられて「地図に載ってます」と答るのと同じですね。自分がそういう対応をされたらどう思うかジックリ問いただしたいところです。
それにしても書類の存在すら知らなかったのに、なんで書類の内容を知ってるんでしょうね？他の職員の方に代わってもらい再度同じことを聞いたのですが、その方も書類を読み上げるだけでした。事前に誰がどんな理由で来るか分かってて必要な物を用意しいてないし報告もしていない、自分の職場なのにどこに何があるのか、自分の部署がどんな仕事をしているのかすら分かっていなかったんです。

それに更新には何が必要かなんて高確率で聞かれることなのに、誰も答えられなかったんです。多いと予想できる質問に対する答えが用意されていないってなんなんですかね？
しかも信じられないことにその職員は「もう１７時ですのでお帰り下さい」と無理矢理非常口に案内し「今の説明じゃ分からなかったのですが」と尋ねる私の背中を押して追い出し目の前でバンッ！とドアを閉めました。

頭にきた私は戻り近くにいた太った中年女性の職員を捕まえ「あの人の説明じゃ全然理解できなかったんですけど何を用意すればいいのですか？」と聞くもその女性も書類を読み上げるのが精一杯という様子でした。分からないまま帰るわけにはいかなかったけど、これは誰に聞いても無駄だなと思いネットで調べることにしました。ネットのほうが分かりやすく教えてくれる人もいますから。でも最後に酷い嫌がらせをされました

最後に対応したオバサン職員は一緒に非常階段を降り門まで見送りに来たのですが（これも早く追い出したかったからかもしれませんね）その際に「どちらからお帰りですか？」と聞かれました。「Ｋ寺駅からバスで帰ります」と答えると「じゃあこういくと近いですよ」と近道を教えてくれたのですが…その結果、全然関係ない路線も名前も違う駅に出ました。おかげで一駅歩く羽目になりました。

障碍者支援とか言っているけど、全然その障碍者をサポートできる体制が整っていないですよ。書類だって難しい言葉でゴチャゴチャ書かれてて意味不明だし、もっと分かりやすく書いて欲しいです。それに文字ではなく漫画やイラストで説明されたほうがイメージしやすいとか発達障害に対する知識や配慮が乏しいですね。健常者からすれば分かって当然なことが理解できないのが発達障害なんです。

障碍者支援法なんて言葉だけで実体のない幽霊法案ですよ。障害に対する知識や理解もない人に支援なんてできるわけないんです、支援する気があるならまず正しい知識を身につけろと言いたいです。

あと支援だけでなく障碍者というだけで見下して嫌がらせしてくる人への罰則も作って欲しいです。
私自身、発達障害を職場にカミングアウトしたら数日で採用取り消しになったし、上司に「お前の脳は欠陥品」と言われたこともあります。元夫も私が発達障害だと診断結果が出たら酷いＤＶをするようになりました。
採用取り消しは仕方ないと思います。受け入れる体制がその会社にはなかったわけだし、チーフとマネージャーが丁寧にお詫びして給料払ってくれたし、キツイこと言ったことも謝ってくれたので恨んでいません。

障碍者虐待罪というのができて、障害のある人や精神病の人をイジメたら例え家族でも重い罰則を容赦なく与えて欲しいですね。裁判員も全員障碍者で結成しましょう。
そりゃ自分より仕事できない人が配慮されるのが面白くないのは分かりますよ。でもだからといってイジメていい理由にはなりません。何一つ理解も知識もない人に「たかが３級ごとき」なんて言われたくないですもちろんそれはリアルだけではなくネットでも同じです。ＳＮＳで顔も名前も知らない人に「キチガイ」「存在が迷惑」「自分の立場を弁えろ」なんて言われた時の悔しさが分かりますか？

むしろネットのほうが顔が見えないだけ酷いです。過剰な障碍者バッシングは言論の自由ではなく立派な暴行・傷害レベルの犯罪ですよ。

確かに発達障害のある人は周りよりドジで些細なミスを連発するけど、得意な分野に対しては周りよりできるんです。実際、職場では私がエクセルで作成・改造した表が使われているし、系列支店の表も私が作ったんです。
「お前の脳は欠陥品」と罵った上司が「こういう表を作って欲しい」って頼みに来てるんですよ。周りの人にはできないことをやって自分の存在を証明しました。ただ残念なことに、数字入力を楽にできるようにしたら余計にミスが乱発して元に戻されたなんてケースもありましたけどね…人の努力を無駄にしやがって（怒）ミスを乱発したのは健常者です。
それでも「キチガイのくせに生意気」って心無い暴言を吐く人はいます。結局そういう人って口だけで自分はなにもできないんですよね。脳に欠陥のある人が自分より成果を出しているのが面白くないんでしょうね。

法案だけ作るのが支援じゃないですよ。ちゃんと障碍者の生きやすい社会、働きやすい職場を作るのが支援でしょ。それにはまず、各障碍に対し正しい知識と理解を広めることが支援の第一歩ではないでしょうか？