※解体作業中に隣家を傷つけたり、壊してしまった場合は解体業者の責任になりますが、作業の危険を知りながら、依頼主が予算や希望により、解体工事を指示した場合は、その責任は依頼主になります。

①解体業者との認識違いによるトラブル
「あの木は切ってもいい、あの木は残して欲しい」など、解体するモノの詳細な要望があった場合、現場監督に伝えていても、日雇いの従業員やアルバイトスタッフへ伝わっておらず、解体、破損してしまったというケースがあります。

②工事開始遅延のトラブル
小規模な解体専門業者は、1現場づつ行っている場合があります。
前の現場での工事の遅れや天災による工事の遅れが発生した際に、後の解体工事の開始が遅くなる場合があります。

③解体工事の際の足場を作るために隣家の借地許可につきまして
足場は隣家を傷つけない、ほこり・粉じんなどで迷惑をかけないための養生に必要です。
特に隣接している住宅地では、隣家の敷地に足場を立てなければならない場合があります。『ご近所だから』『昔ながらのよしみで』『あなたの家を守るから』などの対応では、後ほどトラブルが大きくなる場合や、工事後でのご近所付き合いが悪くなるので、きちんと対応しておきましょう。

④隣家から解体時の振動が原因で家屋が傷んだ
コンクリートの基礎解体工事で、重機を使った作業では振動もあります。住宅地では近隣の方は振動がかなり気になったり、築年数の古い家の場合は破損する場合もあるようです。

1.安い見積もりを出して受注をとり、施工後に高額な追加見積もりを出す。
最初の安い見積もりにつられて施工後に、色々な難癖をつけて、追加分を徴収するやり方です。
請求を拒めば、脅しのようなこともあり、払わざるを得なくなる状況になります。

また、マッチングサイトなどでは、安い見積もりを出しておいて、着工前になり急に20万アップを要求して来られ、お客様が困惑する例もありました。

2.安すぎる見積もりを出して受注をとり、不法投棄をして利益を得る。
あい見積もりとなっても競合に勝てるような圧倒的に安い見積もりを出し、確実に受注します。
そして、不法投棄により、正式な産業廃棄物処理費用をかけずに利益を出しています。

不法投棄は違法であり、あまり知られていないことですが、業者だけでなく、施主も以下のような罰則があります。

罰則
5年以下の懲役、または1000万円以下の罰金、またはその併科。

“知らなかったでは済まされない”施主までも前科がつきますので、安い見積もりだけに飛びつかないで、業者選びには充分注意してください。