トライアスロン初心者に知ってほしいトライアスロンの魅力

みなさんは、トライアスロンにどのようなイメージをもっているでしょうか。
おそらく、オリンピックでしか見ない大変そうな競技、程度の軽い認識の人がほとんどでしょう。
ですがトライアスロンには、そんな初心者にこそ知って欲しい大きな魅力があります。

FC2USER577663JIL さん

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トライアスロンってどんな競技なの?

日常的にテレビで中継されているわけでもないため、トライアスロンに詳しい人はほとんどいないでしょう。
まずは、トライアスロンの基礎からご紹介します。

トライアスロン(triathlon)は、水泳・自転車ロードレース・長距離走の3種目を、この順番で連続して行う耐久競技であり、1974年アメリカで初開催された比較的新しいスポーツである。

水泳(スイム)・自転車(バイク)・ランニング(ラン)の3種目を連続して行うことから、ラテン語の“3”「トライ」と競技の「アスロン」を組み合わせトライアスロンとなった。

トライアスロンは、距離・ルール・運営方法などの変革により種目細分化の傾向にある。ウィンタートライアスロンもヨーロッパを中心に盛んに開催されている。ラン・バイク・ランで競われる「デュアスロン」、スイムとランの「アクアスロン」も世界選手権が開催されている。

種目細分化の傾向にあるとはいえ、基本はトライアスロンの由来ともなっている、3種目を連続しておこなう耐久競技と考えると良いでしょう。
日ごろのトレーニングで鍛えた肉体や精神を駆使して、スピードを競います。

多くの人がトライアスロンにハマる魅力

トライアスロンの魅力は、観戦することだけに留まりません。
実際に挑戦する人も、増えてきています。
もちろん、選手のように過酷なトレーニングやコースを真似するのではなく、自分に合った内容で楽しみます。
運動としての魅力や達成感に、多くの人がハマっているそうです。

戦略的な面が非常に多いことがトライアスロンの魅力。日々の練習を通じてセルフマネジメント力をより向上させるきっかけになる

一般的にマラソン大会などではゴールテープを切れるのは1位の選手だけです。あとは淡々とゴールゲートをくぐっていく感じになります。一方、トライアスロン大会では全員にゴールテープを用意してくれます。

なぜそういうことをするかというと、トライアスロンでは「完走した者は全員が勝者」という考えがあるからです。順位に関係なくゴールした選手全員が勝者なので、全員にゴールテープを用意しゴールを祝福してくれます。

トライアスロンは3種目+トライアスロン特有の要素があるので、普段の練習だけでも考えること・やることがとても多いです。

それに加えて大会ごとに変わるコース状況や自然条件に合わせて補給やペース配分、機材の選択といった戦略を練る必要があり、奥が深く全然飽きません。工夫する要素がたっぷりあるのでずっと楽しめます

初心者におすすめのトレーニング内容

トライアスロンは、競技本番だけでなく、練習もまた魅力のひとつです。
全身を動かして有酸素運動するため、心身の鍛錬とリフレッシュ、そしてマネジメントなどにつながります。

■水泳のおすすめ練習法

まずチャレンジしていただきたいのはオリンピックディスタンスと呼ばれるトータル51.5kmのトライアスロンレースのスイム「1500m」を泳ぎ切ることです。

そのため、練習メニューも1500mを意識したものになっています。

①ウォーミングアップ
-10分間(200mくらい)
②キック/スイム
-200m×1本 kick(50m)-Swim(50m)-kick(50m)-Swim(50m) ゆっくりと
③ドリル
-100m×3本 片手クロールetc…(大きな泳ぎを意識する、息継ぎのときのストロークのタイミングに注意する)
④スイム
-100m×1本 2分30秒サイクル ちょっと速く
-200m×7本 5分サイクル マイペースで
⑤クーリングダウン
-100m×1本 大きな泳ぎを意識しながら

スイムで一番重要なことは、いかに息継ぎの際下半身がブレないかです。

■自転車のおすすめ練習法

「まず初めの20分間は、バイクの乗り方やフォームの確認をし、乗るコツをマスター。その後40分間ノンストップで乗り続け、その中で体のアラを見つけながら修正していきます」

バイクでスピードを上げるには、全体重が足にかかることが理想だそう。前傾姿勢になりながら上半身をリラックスさせるためには、体幹を鍛え、姿勢をキープすることが必要になります。上半身に余計な力が入ってしまうと、長距離を漕ぐ間に手が痛くなってしまったり、支点が腕にいってしまって下半身がぶれてしまったりするのだとか。

バイクは、週末に自転車ショップの仲間と約40㎞のライドを楽しむほか、毎日ローラー台や近所の道を30分~1時間こいでいます。山道では登りの練習を、平坦な海沿いの道では平均時速35~40㎞で走り続ける練習など、ライドに最適な環境に住んでいるのはアドバンテージですね。さらに、職場(中学校)へも自転車通勤。往復30分走るので、それだけでいいトレーニングになっています。

■長距離走のおすすめ練習法

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