駐車場に適した立地とは、
繁華街や周辺に大型商業施設がある
住宅地で、周辺のコインパーキングや月極駐車場の稼働率が高かったり、半径1キロ圏内に駐車場の少ない大規模マンションが建っている
敷地に接する道路の幅が十分にあり、間口が広く、車が出入りしやすい
これらの条件が整っている土地であれば、駐車場経営に向いていると言えます。
駐車場経営をして安定収入を手に入れよう
コインパーキングや月極駐車場などの駐車場経営。初期投資が少なく、維持・管理も比較的楽と言われていますが、実際始めるとなると心配なことも多いですよね。今回は、そんな駐車場経営で不安を抱えている人のために、駐車場経営の基礎知識について紹介していきます。
駐車場経営が成り立つ狙い目物件は、
市街化調整区域内の土地
市街地のとても小さな土地
の2つです。
これらの土地は建物が建たない土地であるため、格安であり狙い目です。
駐車場経営のために土地を購入するには、土地を激安で購入することがポイントです。
市街化調整区域内の土地は、建物が建てられないため、工場や倉庫の周辺の土地が激安で手に入れることができます。
一方で、市街化調整区域は都心部の市街化区域に隣接しているため、駐車場料金が近くの隣接している街化区域の料金とほぼ同額であることが多いです。
市街化調整区域内の工場等に隣接した雑種地は、駐車場として貸すのが最も収益性の高い利用となる場合があります。
駐車場経営の一番のメリットは、なんといっても比較的少ない資金で始められ、仮に失敗してもそのダメージは小さく、低リスクであるということです。
タワーパーキングなど規模が大きくなるとそれに見合った売り上げがある分、建設費も大きくなり、必然的にリスクも大きくなりますが、一定以上の土地の広さがあれば、使える予算に合わせて手軽に始められます。砂利敷やアスファルト舗装など、仕上げも資金に合わせて選択することが可能です。
それに対して、駐車場は、その土地に建物があって解体が必要な場合であっても、解体から舗装して設備の設置まで1か月あれば事業を開始することができます。すでに舗装されていて設備の設置だけでよい場合は、管理を委託する業者を選定してから半月程度あれば、事業を始められるでしょう。
しかし、駐車場経営は、自動車を停車するだけのスペースがあれば可能です。街中で高い稼働率が見込めるのであれば、2~3台程度のコインパーキングでも収益をあげることができるでしょう。10~15坪程度の土地があれば、2~3台分程度の広さになります。
複数台の自動車が同じスペースに集まるわけですから、自動車事故のリスクが存在します。自動車同士だけではなく、歩行者との衝突もリスクとして懸念されます。
人間の生命に関わる事態にもなりかねませんので、安全への十分な配慮が必要ですが、オーナーができる対策としては、看板などで注意喚起をしたり、なるべく駐車のしやすいスペースを提供するくらいでしょう。
月極駐車場でよく起こるのが無断駐車・盗難・車上荒らしなどのトラブル。
同じ人が同じ駐車スペースを長期間借りるので、「あの人は、昼間は車を使わないな…」と標的になりやすいです。
このようなトラブルが起こると、
せっかく獲得した利用者が逃げていき稼働率が下がる
「あの駐車場は危ないらしい…」という噂が流れ、新規顧客が見つからなくなる
など、経営がダメージを受けます。
駐車スペースに自動車を置きっぱなしにされて、スペースが占拠されてしまうことがあります。
月極駐車場の場合、契約していない自動車に無断で停められるのは、よくあるトラブルのひとつです。
「無断駐車を発見した場合には、○○円の罰金を申し受けます」、などと記した看板の設置が、ある程度の抑止力を持ちます。定期的な巡回も、有効な対策です。
コインパーキングの経営方式は「一括借上げ」と「自主管理」の2種類があります。
2つの経営方式の違いをざっと述べると、一括借上げ方式は「初期投資や毎月のメンテナンス料の心配がないものの、売り上げが良くても収益が変わらない」と言えます。これに対して自主管理方式は「売り上げに応じた収益が見込めるものの、初期費用などが重くのしかかる」と言えます
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