免疫力アップ効果のあるフコイダンの効能について

免疫力のアップや抗酸化作用のある海藻に含まれる成分フコイダンについてまとめました。

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フコイダンとは

「フコイダン」は、海藻の中でもコンブ、ワカメ(メカブ)、モズクといった褐藻類にのみ含まれる特有のヌメリ成分で、水溶性食物繊維の一種です。化学的には、硫酸化フコースを主とする高分子多糖類で、フコース以外に、ガラクトース、マンノース、キシロース、ウロン酸なども結合しています。「フコイダン」という名称は同一構造の物質につけられたのではなく、主成分がフコースである高分子多糖類の総称として使用されています。

現在、「フコイダン」に関して、研究が盛んに行われており、「抗がん作用」「コレステロール低下作用」「血圧低下作用」「抗ウイルス作用」などさまざまな生理機能が解明されております。

海藻に含まれるフコイダン。海藻特有のぬめりが体によいとされています。

フコイダンの効果・効能

低分子化フコイダンを摂取すると、免疫細胞が活性化し、がん腫瘍を小さくする効果が期待できます。そのメカニズムはまだ解明されていませんが、「低分子化フコイダンに豊富に含まれる多糖体が、菌類の細胞壁の成分と似ているため、免疫細胞が病原菌と勘違いして活性化するのではないか」と現段階では推測されます。

がん細胞(S-180)を移植したマウスに、移植1週目より4週間フコイダンを飼料に混ぜて与えました。その結果、ガゴメ昆布「フコイダン」に明らかな抗腫瘍作用が認められました。
また、その作用はワカメメカブやオキナワモズクフコイダンに比べて強いことが明らかになりました。

血糖値の急上昇を防ぐ
水溶性食物繊維は糖質の吸収を穏やかにする働きがあります。

糖質により血糖値が急激に上昇すると、インシュリンが分泌され糖質を脂肪として貯め込んでしまいます。

水溶性食物繊維が糖質の吸収を穏やかにすることで、余分な脂肪を蓄えるのを防いでくれます。

フコイダンには血糖値の急上昇を防ぐ効果や高い抗腫瘍作用があるといわれています。

フコイダンに副作用はある?

副作用は一切なし!自然由来成分のフコイダン
フコイダンには一切副作用はありません。副作用とは、医薬品を使用した際にあらわれる、吐き気や頭痛といった医療目的以外の作用のことを指します。しかしフコイダンは海藻から抽出される自然由来の成分。フコイダンを摂取するということは、毎日食事をすることと同じですので、副作用の心配はありません。

海藻から抽出されるフコイダンには副作用の心配はありません。

フコイダンを多く含む食品

ここではフコイダンを多く含む食品を紹介します。ぜひ参考にしてください。

フコイダンを豊富に含む食品と言えば、もずくであると言われています。
フコイダンは海藻類のヌルヌルした部分に含まれていますが、ヌルヌルしているもずくにはかなりのフコダインの量が含まれているのではないでしょうか。
実際に、もずく40gあたり1gのフコダインが含まれているとのことです。

めかぶに含まれる主な栄養成分は「フコイダン」と「アルギン酸」。フコイダンは免疫力の向上、アルギン酸はデトックス効果があると言われています。

水溶性食物繊維「アルギン酸」「フコイダン」
昆布を煮た時などに出てくる独特のねばり成分は「アルギン酸」や「フコイダン」といった海藻特有の水溶性食物繊維で、昆布の含有量は多く、乾燥重量の約10%と言われています。糖質や脂質の吸収を抑え、コレステロール値の上昇を抑えてくれる。
フコイダンの腸から免疫力を高める作用も注目されています。

フコイダンはどのくらい摂取すればいいの?

1つ目は食べ過ぎによる消化不良。

ダイエットにも期待できると思われがちですが、食べ過ぎると食物繊維の影響で便秘や下痢の原因になってしまいます。

もう1つは摂取量の目安を守ること。

海藻類にはヨードという成分が含まれており、摂り過ぎてしまうと甲状腺の障害を起こすことがあります。そのため1日の摂取量上限で3㎎くらいを目安にしましょう。

海藻類にはヨードが含まれており、海藻を多く食べるのも問題が発生する可能性があります。そのため、食事だけではなくサプリメントで摂取するのがおすすめです。

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