不動産担保ローンを申し込む人の多くは、なるべく早く資金が必要な方たちです。1日でも審査が早く通れば、それだけ優位に立ち振る舞うことができます。つまり「審査スピード」は、要チェックのポイントです。
また、金利では、「最低金利」よりも「最高金利」に目をつけてください。
いくら魅力的な最低金利であっても、その金利が適用されるとは限りません。
むしろ、最高金利が適用される可能性のほうが高いでしょう。
なかには最低金利の低さをアピールして集客しておきながら、あれこれと手数料を上乗せしてくる業者もいます。結局は高くついてしまうことになるので、気をつけてください。
金利をチェックする際は「最悪の場合」を考え、上限の金利をチェックするようにしましょう。
返済能力の上限いっぱいいっぱいを融資してこうようとする業者も要注意!
あくまで無理なく返済できるローンプランを組んでくれるかどうかも、優良な不動産担保ローン会社選びのポイントです。
家族所有の不動産を担保にローンを組むこともできます。
もちろん所有者の承諾が必要ですが、十分な理解が得られていないまま融資を受けて返済不可能となった場合には大きな迷惑をかけることになるのでその際は注意が必要です。
また、総量規制(年収の3分の1までしか借り入れできない規制)についてですが、「貸金業者から個人が借り入れをする場合」なので、銀行や信用金庫・信用組合、労働金庫等からの借り入れは借入残高には算入されません。法人名義での借入も対象外となります。
例えば個人事業主が、銀行等の不動産担保ローンを利用する場合はどの不動産を担保にしても総量規制には関係ありません。
しかし、消費者金融等の不動産担保ローンを利用し、自宅を担保にする場合は総量規制の対象となるわけです。
“おとり表現”に注意!
“おとり表現”とは、「絶対に貸します!」「即日、融資します!」「他店利用者歓迎!」といった金融業者の過大な呼び文句のこと。しっかりとした金融会社は、借主がきちんと返済できるかどうか、十分に審査したうえで、融資をおこないます。
“おとり表現”に見られるような条件は、借主がきちんと返済できるかどうかを度外視した融資の可能性があるのです。返済できなかったときに、一番大変な思いをするのは借りた本人です。審査に対する不安、資金を急いで調達しなければならない事情などに、つけこまれないように気をつけましょう。
出典 不動産担保ローン.com
担保に対して借入額が少なければ低金利になりやすい
不動産担保ローンの場合は、返済が滞った場合、金融機関は担保にした不動産を売却することで融資した資金を回収します。
売却したら5000万円の価値がある不動産を担保にして、100万円の融資をするケース
と
売却したら100万円の価値しかない不動産を担保にして、100万円の融資をするケース
では、金融機関側のリスクがどちらが大きいのかは説明するまでもありません。
土地の評価額の目安となる指標には、以下のようなものがあります。
公示地価→国土交通省が特定の土地について毎年公表します
基準地価格→公示地価を補完する目的で都道府県が公表します
路線価→国税庁が相続税の課税基準として毎年公表します(公示地価の約8割程度)
固定資産税評価額→市町村が3年に1回公表します(公示地価の約7割程度)
公示地価や基準地価格では価格がわからない地点もありますので、都市部の全公道について公表されている路線価が最も調べやすいといえるでしょう。
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