下記の症状が、1つもしくはそれ以上ある場合、酒さを疑います。
・顔、首に一時的な赤らみを繰り返す(ほてり、一過性紅斑)
・顔面の特定の部分の赤らみ、ほてりの症状が続く (持続性紅斑)
・丘疹や膿疱を反復する
・毛細血管拡張症
顔が赤らむ症状でお悩みの方必見!効果的な「酒さ」の治療方法
なんだか顔がほてって赤らむことってあると思います。
これは一般的に「酒さ」と呼ばれているんです。
いまだに原因ははっきりと分かっていませんが、なぜ酒さになってしまうのか調べていきましょう。
悩みを解決できるヒントがあるかもしれませんよ
Brooks26 さん
「酒さ」は、30代から60代の人に多い、炎症性かつ進行性の慢性疾患です。
「大人のニキビ」と誤って呼ばれることもありますが、酒さはまったくニキビとは違う疾患で、赤み、小さな吹き出物、顔面の毛細血管の拡張などといった症状を引き起こします。
初期の症状は、発疹、日焼け、アレルギーに似ているため、治療すべき症状だと気づかない患者さんが大変多くいらっしゃいます。
出典 酒さ - ガルデルマ
顔がほてるとか、顔が乾燥するといった方の大部分は酒さが原因なのです。
顔の乾燥肌と酒さの関係について更に詳しく述べますと、乾燥肌というのは皮膚の保湿成分が足りなくてできると一般に考えられているのですが、顔という部位は保湿と関係ある皮脂の分泌が盛んな部位なので、よほど高齢の方でないと保湿成分が足りなくて乾燥するということは考えにくいのです。
大人ニキビと勘違いされることもありますが、酒さ派まったく別の疾患です。
進行性の疾患なので、早めの対処が大切になりますよ。
また、酒さを予防するためには原因の把握も大切になってきます。
近年,酒さの患者さんではToll様受容体2が過剰に発現しているため環境因子により活性化されやすく(敏感肌),その結果,抗菌ペプチドであるカセリシジン産生増強とカリクレイン5によるLL37を主とする活性ペプチドの産生亢進が血管拡張や炎症をもたらすという仮説が注目されていますが,これを詳しく説明することはありません。
酒さとは、原因不明の顔の慢性的な炎症をいいます。
発症するきっかけは人それぞれで、遺伝・日光・顔ダニ・気温の変化・アルコールや香辛料の過剰摂取・自律神経の乱れ・ステロイドの副作用などが、悪化させる要因になっているのではないかと考えられています。
赤みの原因となる毛細血管内の血液(ヘモグロビン)にのみ反応するレーザー光を赤みの部分に当てることにより血管だけを破壊していき治療していきます。
メトロニダゾール、過酸化ベンゾイル、クリンダマイシン、エリスロマイシンなど、皮膚に塗る抗菌薬が有効になることがあります。
アゼライン酸(Azelaic acid)クリームも有効になることがあります。
多くの膿疱または眼型酒さが生じている人に対しては、特定の内服用抗菌薬が投与されます。
酒さに対するテトラサイクリン系抗生剤の内服は、抗菌作用ではなく、抗炎症作用が注目されています。
海外では、2006年に低用量ドキシサイクリン徐放カプセルが酒さに対する内服薬としてFDA(日本の厚生労働省にあたる 米国厚生省に属する、アメリカ食品医薬品局 )で認可されましたが、日本では認可されていませんので、ミノマイシンやビブラマイシンなどを使用することが多いです。
酒さの治療では、外用薬や内服薬を活用すること珍しくありませんよ。
また、低刺激の化粧品を使うことで症状を和らげることもできるとされています。
日頃からのケアにも力を入れていきましょう。
ラメラ構造は、水分を保持して乾燥を防ぐだけでなく、バリア機能にも関係が深いもの。
水分と油分が交互に層になると、体内に異物が入り込むのを防ぎ、内側からは水分が逃げないようにするバリア機能がはたらきます。これによって肌は潤いを保ち、体外から内側に刺激が与えられるのを防いでいるのです。
細胞間脂質の大部分を構成するセラミドを補給することで、このラメラ構造を美しく保つことができます。
セラミドは化粧品として外から補給することもできますが、酒さや赤ら顔のようなトラブル肌ではどんな化粧品も肌に合わないこともしばしば。
そういった場合にはセラミドを身体の内側から補うことで、肌のセラミド不足を解消することができます。
もちろん、塗る化粧品と併用することで効果もアップしますので、普段の食生活やサプリなどにも気をつけてみましょう。
- 1