眠いときに眠気を抑えようとして何杯もお茶やコーヒーを飲むと、その分たくさんの尿が作られます。それが続くと、身体の中から水分が失われ、脱水状態になります。脱水状態では身体がだるくなり、やる気もなくなって、眠気が強まってしまいます。
実は、朝コーヒーって良くない!?どうしても飲みたい人にオススメの飲み方とは?
1日の始まりに朝コーヒーって最高ですよね♪なんと、コーヒーは世界で最も消費されている飲み物なのです。そんな朝コーヒーに、落とし穴があるって知っていましたか?眠気覚ましの朝コーヒーって、実は「逆効果」だったんです!びっくりした方もいると思いますが、研究結果でも証明されています。そこで、どうして効果がないのか、いつ飲めば良いのかについて詳しく説明していきます。
コーヒーに含まれるカフェインには、利尿作用があるのでトイレの回数が増えてしまい、脱水状態になってしまうでしょう。そのため、一時的な眠気覚ましにしかなりません。また、カフェインにはコルチゾールというホルモンの分泌を減少させる効果が!
人間は、誰もがサーカディアン・リズム(生体リズム)と呼ばれる体内時計を持っています。そして、サーカディアン・リズムは「コルチゾール」というホルモンの分泌を調整する役割を担っています。実はこのコルチゾール、ストレスに敏感に反応するホルモンとして知られていて、脳を覚醒させる働きがあり、特に朝の8時〜9時の間に分泌されるのだとか。
コルチゾールというストレスホルモンは午前8時から9時の間に分泌されるんだそう。その「ストレス」は私達の目を覚まし、1日を乗り切らせてくれるものの、コルチゾールが活発であるその時間帯にコーヒーの刺激を加えると、その効果が弱まってしまうんだとか。
煮詰まった仕事のブレイクに、目覚ましの一杯に、コーヒーを愛飲している人は多いと思います。しかし何気なく飲んでいるコーヒーでも、じつは知らない知識はいっぱい。
アメリカ・メリーランド州の
神経科学の研究者である
スティーブン・ミラー博士によると、
午前7時前後に起きる人は、
目覚めて1時間位が「コルチゾール」という
ホルモンの分泌がピークを迎えるとのこと。
コルチゾールは、ストレスを受けると分泌されるためストレスホルモンと呼ばれますが、ストレスに対して体を調節する重要な働きをする大切なホルモンです。
また、コルチゾールは炎症を鎮める効果もありますが、同時に免疫力も弱めてしまうため、大量に分泌された際には注意が必要です。
コーヒーのカフェインでアドレナリン総動員して何とか起きている・・・
これが続くとコーヒー1杯が、2杯3杯に増えていく・・・
コルチゾールの減少はどんどん続いていく
時間帯以外にも、コーヒーを飲むにあたって注意しておきたいことがあります。
原則として、1時間のうちにに1杯を超えないように飲むこと☆
コーヒーを飲む理想的な時間帯は、覚醒ホルモンであるコルチゾールのレベルが下がる午前9時半から11時半、午後1時半から5時だそうです。
この時間帯であれば、少量のカフェインでも効果があるので、耐性ができづらく、過剰摂取やカフェイン依存を避けられるそうです。
コーヒーを飲んで、目覚めの効果が現れるのはだいたい30分後。40~50分後には、効果のピークが訪れます。
そして、カフェインの効果は、5~7時間ほど持続します。
午後から居眠りできない会議が待っている!という時は、昼食後にコーヒーを1杯飲んでおくと、午後の会議中に眠くて眠くて、上司の目を気にしながらウトウト……なんてことがなくなりそうですね。
アイスコーヒーにした場合には、冷たいために内臓の活動は低調になり、胃はほとんど反応せずに直接小腸に流れて吸収されるため、ホットで飲む場合に比べると若干遅れます。
- 1
- 2