冬の時期になると、窓ガラスに結露が発生しやすいですよね？

結露は窓が濡れるだけなので、大した被害ではないと思う人も多いはずです。ですが、結露が起こると様々な被害が発生するのです。

結露が多くなると、カビが発生しやすくなります。カビはアトピー性皮膚炎やアレルギー性皮膚炎、喘息を発症させる原因のひとつ。また、カビはダニのエサでもあるので、ダニが繁殖しやすい環境となるでしょう。

ダニも健康被害を引きおこすので、小さい子供がいる家庭では、病気を発症するリスクが高くなります。

結露を放置すると、その水分が壁紙に吸い込まれてしまいます。それが原因でカビが発生してしまい、シミができたり壁紙が剥がれたりするといった被害が起きます。

さらに、壁の内側や床下にまで水分が入り、見えない箇所が傷んでしまう可能性が高いです。木材や床下が水分を含んで腐ってしまい、耐久性が低くなってしまうので危険。
最悪の場合、地震が起きて家が倒壊する恐れがあります。

結露を防ぐためには、何故結露が発生するのか原因を知ることから始めましょう。
冬の時期になると結露が発生しやすいのは、このようなことが関係しています。

上記の説明のように、温度差によって水蒸気が水滴となり、結露となるのです。
結露の発生を抑えるためにも、温度差を抑えることが大切です。今から簡単にできる結露対策を紹介するので、冬の時期に取り入れてみてください。

室内に水蒸気を溜めないように、換気扇を回したり、窓を開けて換気したりします。特に浴室やキッチンは水蒸気が発生しやすいため、注意してください。

石油ストーブやガスファンヒーターのように、灯油やガスを燃焼にした暖房器具だと、結露が発生しやすいので注意してください。なぜなら、灯油やガスを燃焼すると大量の水蒸気が発生するからです。

室内の水蒸気をなくすことは難しく、どうしても結露は発生してしまいます。なので、結露が発生したら、こまめに窓を拭いて水滴を取り除きましょう。水滴が床や壁につかないように防ぎ、腐食による劣化を防ぐために行うのです。

結露を抑えるために、湿度の上昇を抑えることが重要です。ですが、室内が乾燥すると、今度はインフルエンザを発症する恐れがあります。

冬はインフルエンザが流行する時期ですから、結露だけでなくインフルエンザ対策も大切です。

そのためにはあまり除湿せずに、適度な湿度を保つのがポイント。ウイルスは湿度が40％以下だと浮遊しやすくなります。なるべく、室内の湿度は50～60％を維持することで予防できます。

簡単にできる結露対策を紹介しましたが、次は結露しにくい家にするためのポイントを紹介します。
家をリフォームしようと考えている人、家を建てようとしている人は参考にしてください。