「離婚」と一言で言っても実は離婚するには４つの方法があるんです。
今回はそのうちの一つ、「協議離婚」について説明したいと思います。

【事例１】

Ａさんは妻と結婚して３年になりますが、一緒に暮らし始めるとお互い嫌な面や我慢できないことがたくさんあることに気がつき喧嘩の絶えない夫婦になってしまいました。ついに妻が家を出ていき別居状態に。何度か修復を試みた二人でしたが別居は解消されませんでした。
このままではいけないと感じたＡさんは冷えきった夫婦関係を続ける意味はないと考え妻に離婚を提案。
妻もその考えに反対することはなくついに離婚することになりました。

【事例２】

Ｋさんは夫Ｆさんと結婚して２年の夫婦。
これから幸せな家庭を築いていくはずでしたが、日に日に酷くなるＦさんの暴言に耐えられなくなりＫさんは家を出て別居。別居して１年ほど経った頃Ｋさんは別の男性と付き合うようになり一緒に暮らし始めました。その後ＫさんはＦさんに離婚を提案。Ｆさんも離婚することに異議無しということで離婚することになりました。

上記の事例のように双方離婚に対して反対がない場合協議離婚ということになるようです。

裁判所が一切関わっていないので「性格の不一致」という理由だけでも夫婦双方納得していれば離婚することが出来ます。

夫婦それぞれが署名捺印をし、役所に離婚届を提出するだけでよく、離婚する夫婦全体の約９割がこの協議離婚をしています。