社会人が準看護師になるためのまとめ

看護師には、正看護師と準看護師の二種類があります。
学生から進学するのであれば正看護師になる方がいいでしょう。
しかし、一度社会に出てしまうと、全日制の看護学校へ通うのは難しくなります。

そこで、働きながら看護の道を目指す方の参考になればと思い、簡潔にまとめを作ってみました。

ぴよぴよらんど さん

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働きながら取れる資格ってなんだろう、そう考えた時に思い浮かんだのが準看護師でした。年々準看護師の需要は減ってきてはいますが、医師会としては準看護師の仕事を完全になくしてしまうことには反対しているそうです。

管理人自身も高齢で準看護師を目指しているため、随時更新、また、東京都を中心としたまとめもあるかもしれませんが、ご了承ください。

準看護師とは

正看護師の資格は国家資格です。
準看護師の資格は各都道府県知事から与えられる資格です。

試験の難易度やハードルは、もちろん正看護師のほうが上です。

ですが、実際に現場に出るとお仕事内容に大差はありません。

医師の指示を仰いで仕事をする正看護師、
その正看護師の支持を仰いで仕事をする準看護師というところでしょうか。

準看護師になるための学校選び

私が入学を検討しているのは看護の専門学校ではなく、専修高等学校です。

高校はかなり昔に卒業済みですが、働きながら通える学校を探した結果
準看護師学校養成所に相当する学校への入学が一番良いと判断しました。

各都道府県の学校名は下記リンク先に記載がありますので
ご参考になさってください。

なお、神奈川県では準看護学校を廃止する動きがあり、多くの学校が閉校いたしました。

準看護師を目指す人への奨学金、給付金

東京都から貸与される。第一種は、準看護師は月額21,000円。
第二種と併用しての利用が可能。

ただし、東京都育英資金貸付事業と重複は不可。

他機関の「返済免除規定のある就学資金」と重複しての利用は不可。

東京都私学財団


高等学校卒業者に関しては、授業料軽減助成金が利用可能。
併せて利用できるのは、育英資金。
(中卒の方は全部利用できると思いますが、念のため問い合わせしてみてください。)

各自治体から奨学金が出る場合もあります。
私が住んでいる市では、市役所のHPに「月額1万円で返済の義務なし」、と書かれておりました。

これに関しては、お住まいの自治体のHPを読んでみてください。

準看護学校に入学するなら、医療機関で働いているほうが有利?

看護学生となると実習で病院に行きますし、医療機関で働いていたほうが良い、と聞いたことはあります。実際にコネのような力が発動するかは判りかねますが、看護学校に入学する前に実際に現場を見ておくという意味では、事前に医療機関で働くのは大事なことだと思います。

仕事としては、看護助手、看護補助、介護などのお仕事があります。

病院によっては、資格取得支援をしている病院もありますので、
病院で勤務をしながら、準看護学校へ通える場合もあります。

よく見かけるのは「看護学生は学生契約となります」、という一文。
これがとても気になって調べてみたところ、学生契約というのは、月給ではなく時給制で、パートのようなものだそうです。
例)午前中病院へ出勤、午後から夕方まで学校、週末は病院で夜勤、など
ボーナスや寸志が出るかどうかも、病院によって違うようです。

働きながら看護学校へ行ける、という病院では、奨学金制度も設けています。
準看護学校への進学の場合は、月額3万円から5万円ぐらいが相場のようです。
また、病院によって、入学一時金として10万20万円貸与してくださる病院もあるそうです。
この奨学金は、いわゆるお礼奉公をすることによって、全額チャラとなります。
(返済しなくて良い)


つまり、「看護学校に入学する前から就職先が決まっている」、ということになります。



準看護学校へ進学する人のために、学費を全額支給してくれる有難い病院も、少数ですが、あります。お住まいの地域の病院のHPをくまなく探してみてください。

準看護師になるのに年齢制限はありますか

基本的にはありません。

準看護学校養成所では、ほとんどの学校が「年齢制限なし」としています。
また、勤務先になるであろう病院でも、ほとんどの場合は「年齢不問」です。

定年退職制度はありますが、70歳ぐらいでも働ける病院も実際にあります。
60歳で準看護師の資格を取って働いている人もいます。

したがって、30代40代で年齢を理由に諦める必要はまったくないと言えます。

なぜ準看護師を目指すのか

私の場合は、今から手に職をつけるのに看護職が一番良いと判断したからです。

準看護師になって病院へお礼奉公した後、正看護師になる道もあります。

資格があれば、引越しや生活環境に変化があった場合の転職も容易だからです。


また、看護職に就いても、結婚を機に退職する若い方も多く万年人手不足です。

私は今まで生活のためだけに働いてきましたが、誰かのために働けるということ、多くの患者さんとの出会いがとても素晴らしいことだと気づき、看護職を目指すことにしました。

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