リンパとは、全身を網の目のように張り巡らされている「リンパ管」、その管の中の流れている「リンパ液」、鎖骨や、わきの下などにある「リンパ節（リンパ管の中継点）」。これらを総称したものをリンパという。
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リンパとは静脈に沿って全身に張り巡らされているリンパ管の中を流れる液体のことです。
その役割は大きく分けて2種類あります。
1つは「免疫機能」。
リンパには細菌を退治したり、体外からの病原菌や異物をフィルターとなってこし取り防いでくれます。
もう1つは「老廃物の排泄」です。
体を守り、余分なものを排泄する。
健康な体を手に入れたいならリンパの流れは重要です。
血液とリンパ、元々近い成分なうえに全身を巡るという共通点のある液体ではありますが、決定的な違いがあります。
それは「流れる動力」
血液は言わずもがな心臓のポンプ作用によって流れています。
心臓は基本的に自動で半永久的に動く器官ですので常に血液は流れ続けています。
しかし、リンパは違います。
その流れは筋肉の収縮によって行われています。
リンパ同様に全身に流れている血液には心臓という強力なポンプがありますがリンパにはありません。その代わりに動力となるのが筋肉。
筋肉もまた全身にあるわけですから心臓に負けない動力があると思いきや…
現代社会の人間は色々と便利になったために体を動かすことが少なくなり、筋肉の動きは小さくなりました。
結果、リンパを流すポンプとしての役割を十分に果たせないことも多いのです。
リンパを流す動力が弱いままだと当然リンパの流れは悪くなり滞ってしまうのです。
そういった場合に効果的なのが体外からの刺激「マッサージ」です。
リンパマッサージでリンパの流れを再び活性化できれば健康状態の改善が期待できるでしょう。
筋肉の収縮に頼ることが出来ないなら外部からの刺激で何とかしよう。
それがリンパマッサージです。
リンパの流れを改善するのが目的なのでコリをほぐしたりするマッサージとは異なり弱い力で行うのが基本となります。
股関節とよくまちがわれる鼠径部（そけいぶ）は
お腹側の足の付け根、
パンツのライン、コマネチ！(古い？）の場所です。
鼠径部は足の付け根付近を指します。
ここはリンパが集まるポイント「リンパ管」の一つ。
つまりリンパマッサージを行う上で重要なポイントです。
また、周辺には性器があります。
鼠径部周りのリンパの流れを改善できれば、少なからず性機能の改善も期待できます。
男性にとって性機能の低下は悩みの1つ。
こういった方法でのアプローチもアリでしょう。
下半身が反応してしまうことを自分では問題ないことと処理できてもやはり施術してくれる人の手前色々と考えてしまうと思います。
こういった際の対処法としては「無視」が一番スマートです。
鼠径部の近くには性器が。
そして施術者は女性が多い。
そんな気はなくても思わず下半身が…。
でも安心して下さい。
それは健全な男性ならばいたって普通の反応。
施術者側もなれたものです。
意識しすぎず適当にやり過ごせばOKです。
・心臓疾患のある方
・感染症のある方
・特に悪性の病気のある方
・低血圧の方
・妊娠３ヶ月の妊婦の方
・喘息の発作がおきている方
・腎臓に問題のある方
・化学療法を行っている方
・臓器移植している方
・高熱のある方
・生理中の方
・脾臓摘出した方
・皮膚の炎症のひどい方
メリットがたくさんのリンパマッサージですが、誰でもが施術を受けられるわけではありません。
上記に当てはまる人は逆効果になりますのでリンパマッサージはあきらめてください。
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