宮崎医科大学の実験動物施設から出る排泄物処理に、当時宮崎県で多く養殖されていたルンブルクスルベルスが利用されていた。ミミズは古来より漢方薬として用いられていたため、血栓症の治療に使えるのではないかと考えた美原の研究により、ルンブルクスルベルスの内臓などから線溶活性を持つルンブロキナーゼ群が発見された。美原・須見がルンブロキナーゼについて学会報告をしたのは、1989年に東京で開催された国際血栓止血学会が最初である。