12:3/5:2013/11/02(土) 20:52:37.30 ID:W3ujJ8R60
>>11の続き

その間色々あったのだが長くなるので結論から書くと、
サトウさんがバスルームで死んでいたらしい。
それから色々大変だった。
パトカーや救急車がやってきて大騒ぎになり、俺も警察から色々と事情を聞かれた。

朝にサトウさんと話したときは、不信な様子は少なくとも
俺の見た感じでは一切なかった事をはなし、一応天井裏の事を警察に話すと
それも含めて調べていたようだが、何か見付かったのかとかそういう事はなにも
教えてもらえなかった、結局俺としては天井裏の「ざわめき声」も含め、
サトウさんの死因も何もかもあやふやなままになってしまった。

その日の夜。
色々ありすぎたので疲れてしまい、さっさと寝てしまおうと早めに布団に入ると、
「例のざわめき声」がいきなり聞こえてきた。
が、何かがいつもと様子が違う、良く解らないが違和感を感じる…
暫らくして違和感が何なのかに気がついた、
今までは下から聞こえてきていた声が、明らかに横から聞こえる。

しかも今までは床越しに聞いていたので多少くぐもって聞こえていたのだが、
今回はまるで「同じ部屋の中」から聞こえてくるように鮮明だ、
そう考えたとたんに急に背筋が寒くなってきた。
目を開けて声のほうを見てみたい気持ちもあるがぶっちゃけ怖い。
そうは言ってもやはり声の正体は気になる、俺は意を決してベッドから起き上がり、声のする方向を見た。
そしてとんでもないものをみた。

そこにはスーツ姿の男が1人立っていた。
ただ、厳密には「立っていた」というのとは少し状態が違う。
まるで水面から上半身だけを出しているかのように、
床から人の上半身が生えているような状態だ、それだけでもかなり異様な状況なのだが、
そのスーツ姿の男は眼球を上下左右に激しく動かし、
口もまるで早口言葉を喋っているかのように激しく動いている。

そして、その口から例の大勢の人のざわめき声が聞こえてきていた。
俺はあまりの事に体が動かせず、訳も解らずそのスーツ姿の男を凝視していると、
暗がりに目が慣れてきてもう一つ異様なものをみつけた。