日経平均は4日続伸。昨晩の欧州株高や円高一服など、外部環境の落ち着きが好感さ れ堅調な展開となった。ただし、米国市場が休場で取引参加者が少ない中で、物色は 値動きの軽い中小型株に留まり、主力株については大引けにかけて急速に伸び悩む。 大引けの日経平均は前日比34.00円高の14636.52円となった。東証1部の売買高は19億 7450万株、売買代金は1兆7027億円だった。業種別では、パルプ・紙や鉄鋼、証券、 陸運、不動産、金属製品、精密機械、非鉄金属などが上昇。一方、電気・ガスや海 運、その他金融、空運、輸送用機器、小売などが軟調だった。 個別では、三井住友<8316>や野村<8604>など、金融関連株の一角が堅調。また、中長 期の業績上振れ見通しが伝わった富士重<7270>も買い優勢に。その他、一部外資系証 券が投資判断を引き上げたエプソン<6724>が強い動きとなった。一方、大日住薬 <4506>が連日で大幅下落。また、金融支援の要請を発表したユニチカ<3103>が急落と なった。