上村工業<4966、株価 - チャート>は表面処理用資材(前処理材、銅、ニッケル、クロム、亜鉛など)を軸に展開。めっき薬品は、MPU(マイクロプロセッサ)、PWB(プリント配線板)関連向けに強みを持つ。
15年3月期予想の連結経常利益は前期比17.8%増の69億1000万円。前期の伸び率(26.8%増)には及ばないが連続して2ケタ増益を見込んでいる。
会社側は「スマートフォンやタブレット端末向けのめっき薬品が中国や台湾向けに伸びている。半導体やハイブリッドカー分野のめっき薬品にも力を注いでおり、今後、市場の拡大とともに成長が期待できる分野」(経営企画室)という。
期末一括配当の90円は継続する。
20日の終値は、前日比150円安の5050円。