新晃工業<6458、株価 - チャート>は業務用空調機器が主力。中国やタイなど海外での展開にも力を注いでいる。
15年3月期予想の連結経常利益は前期比26.1%増の49億円、2期ぶりに最高益を更新する見通し。会社側は「全体的に底上げの動きとなっている」(企画人事本部)という。一時的な納期のずれも足元では解消。更新需要にも支えられ、13年4月に買収したビル設備管理会社の収益貢献も本格化。コストダウンも継続し、業績を伸ばす見通しだ。配当は中間期、期末に各1円増配、年間では2円増配の20円を予定している。
信用取組面に妙味はないが、予想PERは9倍台と割安。年2.0%台の予想配当利回りも下支え。調整を短期で終えれば自律反発の動きが期待できそうだ。
20日の終値は、前日比23円安の970円。