松屋<8237、株価 - チャート>は銀座と浅草で展開する老舗百貨店。

14年2月期の連結経常利益は前期比44.8%増の15億7000万円。計画していた13億円を上回った。銀座店の改装に伴う集客増や景気の持ち直しの動きを受けて、「海外ブランド品などの高額品や時計、宝飾品、婦人衣料が好調だった」(総務部IR室)という。

15年2月期予想の連結経常利益は前期比1.9%増の16億円。伸び率は前期に比べ鈍化するが、銀座店の改装効果が通年で寄与してくる見通し。また、ローコスト運営に力を注ぐ浅草店では、入居する商業施設との相乗効果を目指す。

なお、足元では「増税駆け込みの反動も解消し、衣料品では初夏物の出足が好調」(同)という。配当は中間期・期末に各2円50銭の年5円(前期は期末に2円50銭)を予定している。

19日の終値は、前週末比12円高の950円。