真の美食家というか、美を極める人というのは、美意識を第一としなければならない。絵画でも料理でも同じことだ。きれいなものをきれいとするだけではなく、なぜきれいなのかを明確にしなければならないと思うのです。きたないものがあって、きれいなのだ。

出典 ぼくの美味求新