東証1部の出来高は19億9967万株、売買代金は1兆7990億円。騰落銘柄数は値上がり1367銘柄、値下がり337銘柄、変わらず105銘柄。

市場からは「為替連動型の展開ながら、日経平均は25日線を上回り、次の上値めどとして75日線が意識される。ただ、昨年末高値と4月戻り高値を結んだ下方トレンドラインは抜けておらず、きょうの上げで出直り確認とはいえない」(準大手証券)との声が聞かれた。

業種別では、15年3月期に連結営業利益6.0%増見通しの三井不<8801、株価 - チャート>や、住友不<8830、株価 - チャート>などの不動産株に買いが継続し、値上がり率トップを維持。大和証G<8601、株価 - チャート>、野村<8604、株価 - チャート>などの証券株や、日本取引所(JPX)<8697、株価 - チャート>、クレセゾン<8253、株価 - チャート>などのその他金融株も引き続き堅調。15年3月期の連結営業利益で2ケタ増益見通しのフジクラ<5803、株価 - チャート>と三菱マテリアル<5711、株価 - チャート>など非鉄金属株も継続物色され、15年3月期に連結営業利益7.4%増見通しの日産自<7201、株価 - チャート>や、トヨタ<7203、株価 - チャート>などの自動車株も値を上げた。同セクターでは、15年3月期連結業績予想で減収・営業減益ながら純利益2.05倍の日産車体<7222、株価 - チャート>の上げも目立った。