ユーロは5月9日に1.3745ドルの安値を付け、下値のターゲットをブレイクした。「5月のECB(欧州中央銀行)理事会で緩和の採決には至らなかったものの、ドラギ総裁の会見と併せて考えれば、緩和したも同然の理事会となった」と三井住友銀行のチーフストラテジスト、宇野大介氏は話す。

今後の下値のメドについては、ユーロ圏のディスインフレ傾向の持続に合わせて買われる通貨という位置付けと金融緩和による売り圧力の綱引きとなるだろうが、対ドルにおける価格については双方がきっ抗するため、年間見通しの下限は1.35ドルと同氏は予想する。

         ドル/円<JPY=>  ユーロ/ドル<EUR=>  ユーロ/円<EURJPY=>

 正午現在   102.21/23  1.3753/57  140.58/62 

 午前9時現在 102.18/20  1.3754/58  140.55/59

 NY午後5時 102.11/13  1.3756/58  140.48/52