<株式市場>

東京株式市場で日経平均は反落した。好決算や自社株買いなどを手掛かりにした個別物色は続いたが、日経平均はプラス圏とマイナス圏を行き来する方向感の乏しい展開となった。市場参加者の投資マインドは好転せず、東証1部の売買代金は引き続き低水準にとどまった。

東証1部騰落数は、値上がり382銘柄に対し、値下がりが1327銘柄、変わらずが101銘柄だった。

<短期金融市場>

無担保コール翌日物金利の加重平均レートは、速報ベースで0.065%になった。

主な取り手は地銀、信託、証券など。朝方に0.062─0.063%付近から取引が始まった後、0.065%まで水準を切り上げる場面もあった。大手行は0.060─0.065%で調達。国債の発行要因などで大幅な不足地合いとなったが、当座預金残高が高水準を維持したことで調達需要は限られた。レポ(現金担保付債券貸借取引)GCT+1レート(平均)は0.077%に低下。国庫短期証券の買い入れ結果は、オファー額2兆円(前回から5000億円減額)に対して応札額は3兆6153億円。2兆0007億円が落札された。応札倍率は1.81倍と前回2.06倍を下回った。需給改善を反映した結果になった。6カ月物国庫短期証券(451回)は強含み。ユーロ円3カ月金利先物市場は閑散。