ユビキタス<3858、株価 - チャート>が前週末比150円ストップ高配分の1008円。前週末9日、同社の組み込み機器向けネットワークプラットホームソリューション「Ubiquitous Network Framework」が、ローム<6963、株価 - チャート>のベースバンドLSIのOS(基本ソフト)として、またTCP/IP通信用ソフトウエアとして採用されたと発表し好感された。

これにより、電源コンセントを通じて、家庭内ネットワークの構築、インターネット接続を可能とする機器に、同社の組み込みソフトウエアが利用されることから、同社にとってのビジネスチャンスが広がる。こうした機能を持つLSIの新製品は、今年6月に第1弾の発売を予定している。

同社は主力だった携帯ゲーム機向け売上が急減し、12年3月期以降の業績が低迷している。15年3月期も赤字予想だが、今回の件が今後の業績回復をけん引するとの期待感が高まっている。