日経平均は反落。ウクライナ情勢に対する警戒感が燻る中で、方向感が乏しい展開と なった。好決算銘柄の一角には物色が見られたものの、売買代金は膨らまず盛り上が りに欠ける格好に。 大引けの日経平均は前日比50.07円安の14149.52円となった。東証1部の売買高は18億 2889万株、売買代金は1兆6076億円だった。業種別では、ゴム製品や鉱業、非鉄金 属、パルプ・紙、石油・石炭、ガラス・土石、情報・通信、電気・ガスなどの下落が 目立った。一方、精密機械や食料品、水産・農林などが堅調だった。 個別では、売買代金トップのソフトバンク<9984>が軟調。また、トヨタ自<7203>や富 士重<7270>、マツダ<7261>など、自動車株もさえない動き。その他、先週末の決算発 表を受けて、コニカミノルタ<4902>やディーエヌエー<2432>などが大幅下落となっ た。一方、三菱UFJ<8306>や三井住友<8316>などが堅調。また、好決算が評価さ れ、日精工<6471>やミネベア<6479>などが強い動きとなった。