<3622> ネットイヤー 1170 -204ネットイヤーグループ<3622>が前期決算及び今期業績見通しを発表。前期売上高は前年比22.9%増の53.5億円、営業利益は同比32.7%増の1.8億円、経常利益は同比32.8%増の1.9億円、純利益は同比34.2%減の0.5億円での着地となった。

デジタルマーケティング分野においては、ユーザーデータの活用、ソーシャルメディアの活用の2領域を成長領域と位置付け、体制面・サービス面での強化をはかるとともに、クラウド市場に対応したプロダクト・サービスの拡充に取り組んだとのこと。なお、純利益減益に関しては、特別損失として本社移転費用0.2億円、法人税、住民税及び事業税を1.3億円などを計上したことが要因。

今期業績予想に関しては、売上高を前年比10.2%増の59.0億円、営業利益は同比11.3%増の2.1億円、経常利益は同比9.9%増の2.1億円、純利益は同比69.2%増の1.0億円と全ての項目ほぼ2桁の増収増益を見込んでいる。

ネットイヤーグループはインターネット技術を活用したデジタルマーケティング支援事業を手掛ける。顧客は大企業向けが中心。子会社のトライバルメディアハウスはソーシャルメディアに関する分析・コンサルティング分野で業界トップクラス。2013年8月にはグループウェア「rakumo(ラクモ)」を手掛ける日本技芸を子会社化する等、M&Aにも積極的。