情報通信事業の売上高は同1.4%増の33.79億円、セグメント利益は同28.9%減の0.58億円。主力商材である携帯電話市場では、顧客獲得競争が激しさを増す中、好立地物件への移転や買収等の店舗改廃を行いながら販路を強化に努め、販売台数は前年同期を下回ったものの、保有顧客数は増加。来店型保険ショップについては、その主な収益源が、顧客が支払う保険料から継続的に得られるストック利益となっているため、先行して費用が発生しているが、保有顧客は順調に伸びている。また、LED照明も順調に販売数を伸ばしており、法人顧客の獲得に寄与している。

そのほか、不動産事業の売上高は同0.9%減の15.66億円、セグメント利益は0.62億円(前年同期は1.28億円の損失)だった。なお、14年12月通期については、売上高が前期比25.1%増の706.20億円、営業利益が同26.4%増の26.80億円、経常利益が同18.8%増の25.71億円、純利益が同44.0%増の12.01億円とする計画を据え置いている。

ワールドインテック<2429>は、製造業向けを中心とした人材派遣からスタートして研究・開発分野など領域を拡大し、現在は携帯電話販売を中心とした情報通信ビジネス、首都圏や東北圏などで分譲マンションと戸建住宅の開発販売を手掛ける不動産ビジネスと3本の柱で成長中。